右下顎リンパ節の腫脹を主訴に6歳齢、去勢雄のラブラドール・レトリーバーが来院した。腹部エコー検査では脾臓の腫瘤と腰下リンパ節の腫脹が認められた。右下顎リンパ節は、多数の小型の非腫瘍性T 細胞(CD3陽性)と組織球(CD18、MHC class ⅡおよびIba-1陽性)に混じて大型の腫瘍性B 細胞(CD20およびCD79a 陽性)が混合した細胞集団からなり、これらの特徴によりT-cell-rich B-cell lymphoma と確定した。細胞学的評価では、脾臓と腹腔内リンパ節にも腫瘍細胞が浸潤していた。この犬は化学療法による治療を受けたが、十分な反応が見られず第54病日に死亡した。
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「T-cell rich B-cell lymphoma」は悪性度が高い、リンパ腫の中では最も悪性度が高いものなのかもしれない…
2020.10.15
放射線治療を中止してから1ヶ月経過
ニコラの落ちつきが戻ってきたので、伸ばし伸ばしになっていたファミリーのワクチンをしなければと思えるようになってきた。
この間、色々な思いが交錯して、思うことがたくさんあった…
ピュアバックスを使ってるか?、数件の獣医さんに問い合わせをしたが、どこも取り扱っておらず…
難しいなぁ…
なるべく車で30分以内で通えるところ、ピュアバックスを扱ってるところ、癌について相談ができるところが良いのだけれど…
やっと、ピュアバックスの取り扱いがあり、癌についても相談できるところを見つけました。
まず、ファミリーのワクチンの仔を連れていき、ホジキン様リンパ腫の仔がいるので終末医療も含めてお願いできるか聞いてみた。麻布、東大に行っていることもお伝えしました。
対応してくださったY先生はホジキン様リンパ腫のことをご存知でした。それだけでも良かったとホッとしました。ホジキン様リンパ腫は抗がん剤が効きにくいとのお話。
その日は、飼い主さんによって考え方が違うのでこちらが何を希望しているか?費用はどれくらいまでかけられるか?など簡単な問診をしました。
こちらでは、辛い思いをさせたくない、寝たきりになっても延命が出来るからという治療は望まない。費用の点は、大学病院に行ったら1回で10万円はかかるし、放射線治療だけでも50万円はかかるので、お金の面は考えていません。とお答えした。
終末医療については1週間くらい前に言ってくれれば、モルヒネも用意できるから、とのことでした。
相談は、ニコラを直接見ていないので改めて別の日に予約をしてもらえれば細かい話ができるので、ということで別の日にお願いすることになりました。
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