2021.4.5 ＜剖検（ぼうけん）❶＞
…辛くなってしまう方はスルーお願いします…内容をご理解頂いてから…下…へ…お願いします…
「剖検」と言うそうです
…この言葉さえ知りませんでした…
解剖の「剖」
検査の「検」
亡くなってから病理検査をすること
東大動物医療センター
T先生とO先生のお二人の先生が揃って雨の中傘もささずにニコラを車までお迎えに来てくださった
雨の中、濡れたまま外で立ったままでお話くださる先生方…これが東大の姿勢…一貫して変わらない
動物の命の尊厳、飼い主の気持ちの尊重…どんな時もとても大切にしてくださるのが態度と言葉両方からひしひしと伝わる
コンシェルジュ：（こちらの気持ちを尊重してくださって）先生に生検をしていただけなかったのがずっと心残りでした。先生に生検をしていただいてから治療をしていただければ良かったのですが（そのような状態ではなかったから）…以前から（剖検の）思いはあったのですがお互いに（うちのおじさんも）言い出せなくて…遅くなってしまいましたがよろしくお願いします。
…T先生はいつもと変わらず、とても優しくお話をしてくださいました。
コンシェルジュ：（ニコラの）肩の荷をおろしてもらえたらと思います
先生：場所によっては縫合が難しい場合もあるので…
コンシェルジュ：（剖検が）よくわからないので、お骨になって帰ってくるのかな？…と思っていたので大丈夫です。
先生：ニコラちゃんは今日の夕方お返しするようになると思いますが、お待ちいただくのも、再度起こしいただくのもお家が遠いので大変だと思います。どうなさいますか？
コンシェルジュ：今日はこのまま帰って改めてお迎えでもいいですか？
先生：大丈夫です
コンシェルジュ：…書類とか記入するものがありますか？
先生：無いのでこのままで大丈夫です
今日の夕方、お電話くださるそうです。…先生のお話ぶりで、この剖検の費用はきっと請求されないのだろうと思いました。こちらからお願いしたのに。
帰宅後、午後の早い時間に東大より電話
ニコラがずっとドライアイスと冷蔵室で保存していて凍ってしまっているので、今日の日中にはできないので、今日の夜か明日からやることになるので明日の夕方か夜にまたお電話くださる事になりました。
今日の夜からって…今日の夜からやらなければならなかったら病理の先生ごめんなさい（申し訳ないです本当に…）
東大の先生から「連絡をします」等のお話があったとき、忘れられたことが全く無い。必ずご連絡なり、ご説明なり、お話なり、が、お約束どおりにある。
さらに凄いのが、日本語がきちんとしているのでお話していて誤解が生じない。この頃、日本語が伝わりずらいなぁと思うことがたくさんあるので、日本語が通じて意思の疎通が出来ることが（当たり前なことが当たり前にできることが凄いことなんだと思う）凄く嬉しいし、ホッとする。お互いにお話ししている中で解らないことや、勘違いしていることも、素直に聞けるし、言葉に嘘はないし、誠実そのもの。話してる中で自分が伝えようと思ったことが言い方が良くなかったりしてきちんと伝わってないのが自分で気づいたりもする。
この、言葉のやり取りと日本語の正確さはさすがだと思うし敬服する。
安心感はこういう所からも来るのだと思う。
だからこそ、こんなにお世話になった先生方に自分が少しでも出来ることは何なのだろう？って考えることもできたし、勇気を出してニコラと同じ病気で苦しむ仔達の役に立てればと思うことも出来るようになった。
思いきれなかったり、気持ちが追いつけなかったりで、とっても時間がかかってしまって、いつも遅れ遅れになってしまってるけど…
夜、東大より電話
ずっと担当してくださってるO先生。
これから始めるとのご連絡。
もう一度改めてお願いしました。T先生が縫合ができない場合があるので…とお気遣いくださっていましたが、縫合ができなくても構いませんので、調べられるだけ調べてくださいとお伝えいただければと思います。よろしくお願いします。
伝えます、とおっしゃってくださいました。
…とてもご丁寧に対応してくださっています。
明日、受け取りに行けるそうです。
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