ニコラが10万分の1のリンパ腫なんて57ーホジキン様リンパ腫ーT-cell rich B-cell lymphomaー「東大動物医療センター」4(820)

2021.2.12

ニコラをお迎えに東大へ。今日はコンシェルジュが一人で行きます。

久しぶりの都内、電車の乗り方を間違えてしまい遅刻してしまいました。この頃都内まで出なくなってるから電車の乗り方が下手くそになってます。情けない…

先生から退院の手続きをしています。と。

…ニコラを連れてきてくださいました…ニコラは落ち着かずミ〜ミ〜鳴いてます。いつもはほとんど鳴かないのにね。先生が甘えてるんですよと。入院中はとても良い仔だったといってくださいました。

さらに、今後の説明があるので少しお待ち下さいと。

(待合室で偶然なおみちゃんのテニスが見られました。まさか病院で見られるとは。なおみちゃん勝ちました!すごいなぁ、決勝まで行ってほしいです。)

 

先生に呼ばれて抗癌剤治療後の状態の説明

アレルギーや副作用が出なかったのは良かったです。ただ、腫瘤が今のところ小さくなっていません。

(…やっぱりね…もし小さくなっていたら入院中のお電話での報告の時にそれに触れているだろうと思ったから…それについては一言もなかったので、たぶんそういうことだろうと思っていました。残念だけど…しかたないよね。)

それで、1週間後の様子を見て小さくなっていればこれを続けていこう、となる。もし効果がない場合には以下のことが考えられるとご説明くださいました。

*ホジキン様リンパ腫 T-sell rich B-sell lymphoma

全身的にしこりを作るということが極めてめずらしい。経験的には1例同じような症例が存在。4ヶ月で亡くなってしまった。ただしこの子は今回使用したロイナーゼで当初は腫瘤が小さくなってくれた。

*悪性上皮系腫瘍(未分化)

細胞の見た目からその可能性を考えなければいけない。ただし、もしそうだとすると原発巣があるはず。ところがそれは見つかっていない。抗がん剤が効かないので治療が難しい。

*組織球性肉腫(血液の癌の1種)

細胞の見た目からその可能性がある。猫さんでは極めて珍しい。これは血液の癌の1種なので原発巣がないということはありえる。治療法として、抗がん剤はL-アスパラギナーゼ(ロイナーゼ)ではなく、別の抗がん剤が選択されるべき病気。(別の抗がん剤は副作用がある)

 

どんどん話が難しくなっていきます…、ニコラの癌は珍しいものということに変わりはないそうです。来週の水曜日(L-アスパラギナーゼ投与1週間後)にニコラを診察してこれからのご相談をするということになりました。

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