ニコラが10万分の1のリンパ腫なんて97ーホジキン様リンパ腫ーT-cell rich B-cell lymphoma(862)

2121.4.1 エイプリルフール

辛くなってしまう方はスルーお願いします……下へ行ける方だけ…お願いします…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6:38 水を飲む、呼吸が苦しそう

8:05 ちゅ~るほんの少しなめる

昨日から右目だけ激しく洗う動作が頻繁にある

8:39 右目ゴシゴシ、早く激しく凄い勢い39回、13回、19回

右目の近くに腫瘤ができたのだろうか??それとも神経を侵されたのだろうか??

人間だったらきっと耐えられない…薬を使うはず

9:00 ちゅ~る少し、明け方と合わせて3分の1くらい舐めてくれた

10:00 大きな声で鳴きながら酸素室を出る……どこにこんな力が残ってたのだろう…

慌てふためいて、酸素ホースにカップを付ける…その間もニコラは大きな声で鳴き続けてる

焦る、うまくできない

やっと、ニコラの顔に酸素マスクをかぶせることができた

カップが何回もホースから外れる

大きい酸素マスク…隙間がだいぶある…苦しそう

小さい方にしよう…酸素マスクで顔を包む

10:10 シッコとウンチ…自分の意志で出したのではない、出てしまった…

何回も大きな声で鳴いて酸素マスクから逃れようとする

直接風が当たるのがイヤなのか?…どうしたらいいかわからない…あぁどうしよう

何回も大きな声で鳴く…酸素マスクから顔を外す

あぁ…どうしよう、どうしよう

足に寄りかかって横になる、タオルを顎の下に畳んでおく

酸素マスクをかぶせる

少し落ち着いた…

 

あぁ、また

ニコラ、ニコラ

往診の先生に電話…来てくださるそう…良かった…痛み止めの注射が出来るとのお話…2時から3時ころになるそうだ

12:00 大きな声で鳴きながら力を振り絞ってドアから出ようとする……空気がこもらないようにドアと窓をほんの少し開けていたからドアに隙間があるのに気づいた……

慌ててドアを締める

ドアの手前の狭いところにハマって倒れるように横になる

焦って酸素マスクを持って顔を包む…どうか呼吸だけは…

少し落ち着いた

レインにもルグリにもお薬飲ませなきゃ…ファミリーにもご飯、みんな待ってる…今日はまだ何もできていない…みんなごめんね

13:00 ニコラの大きな鳴き声

慌てる

…酸素マスクを外して大きな声で鳴いて…

異常な鳴き声、尋常じゃない

パニック❗❗❗になってる

気が狂れたような鳴き声で鳴き続けながら

暴れている…正気…じゃない…

酸素マスクを持って顔を追いかけるも暴れて追いかけられない…

どうしよう、どうしたらいいの

突然、バタンと倒れた

あぁ…ニコちゃ

 

 

 

…おちびさんが迎えに来ちゃった…ニコちゃは虹の橋の麓へ旅立ちました

 

 

最後の3時間、こんなに苦しむなんて、見をそむけてしまいそうになるほど……心が張り裂けた

リンパ腫の最後はこんなに苦しむものなのか…

ニコラだけ特殊なのだろうか…

 

 

3日前、東大の先生にご報告したときに、ニコラの状態を見ていると安楽死も頭をよぎります、ニコラの今の状況はどうなのでしょう…とお伺いしたら

東大の先生は包み隠さず、その範囲内に入っている思います、と教えて下さいました

そして、ご家族の気持ちがとても大切です、と…

コンシェルジュは、その時はまだニコラは自分でお水を飲み、ほんの少しだけどちゅ~るをなめてくれていたので、今とは思っていません、とお話させていただきました。

こんなに時間が無いなんて思ってなかったのです、まだもう少し先があると思っていたんです

突然、こんなこと

こんなに苦しませてしまった…あれだけ辛い思いをさせたくないと思っていたのに…

あと3時間早くモルヒネでも何でも使って苦しみから少しでも遠ざけてあげることができたなら…悔やまれて悔やまれて…情けなくて

 

 

 

このブログは2ヶ月遅れでの掲載になっています。ニコラが辛い時、呼応するかのようにルグリも具合が悪くなり、ルグリは私達がニコラへの思いが強すぎて離れられなくて落ち込まないように、ニコラに気持ちが向きすぎないようにするために自分の体を痛めつけているかのごとく、どんどん状態を悪くしていきました。この白いさんの父と息子の深い絆は、そばで見ている私には驚きと困惑と…(お願いだから踏みとどまって欲しい)…とても複雑な感情を沸き起こしました。このままだと、ルグリまで連れて行かれそうな感じがして…

それなのに、ずっとニコラへの思いは強くなるばかりで、亡くなった後は心も体もふわふわしていて…何がどうなっちゃったんだろう…ニコラと一緒だったらあんなに冷静でいられたのに…

ルグリは自分の体を呈して私の気持ちをニコラから離してくれたのだと思います。ルグリを元気にしなければ!とにかく普通に暮らせるようになってもらいたい!と必死になってるうちに自然にニコラへの思いが穏やかになってきたように思います。

 

 

東大の先生方にはとてもとても言葉では言い尽くせないほど感謝しています。最後まで窒息する事無く自力呼吸ができて、お水も飲めてちゅ~るも食べられました。本当に先生方のおかげです。ただ、ただ、感謝しかありません。

 

東大の先生、地元の先生、往診の先生…沢山の先生方にニコラと関わっていただきました。ニコラと関わってくださいました先生方に心よりお礼申し上げます。

 

このブログを通してニコラとの時間を共有してくださった皆様、ニコラのこともコンシェルジュのこともとても暖かく支えてくださりありがとうございました。

 

 

コンシェルジュはニコラに7歳のお誕生日を迎えさせてあげたかった

それは叶わなかったけれど

4月30日がお誕生日で、もう少しで7歳でした

ニコラが高いところから落ちた日から10ヶ月と7日

ニコラのリンパの腫れを見つけた日から9ヶ月と27日

ニコラが余命宣告を受けてから7ヶ月と7日

ニコラが東大の先生に診ていただいた日から6ヶ月と14日

ニコラが生まれてから6年と11ヶ月と2日

そして、虹の橋の麓に旅立った日が、4月1日エイプリルフールなんて、ニコちゃはなんて洒落が効いている仔なんでしょう、どうやったって忘れることなんかできない日です

 

🌸今日はエイプリルフール、全部ウッソ〜〜🌸ってひょっこり帰ってきてくれそうな気がします

 

 

ニコラが生まれてきたときからずっとずっと、とても愛しいです。生まれてきてくれてありがとう。そばにいてくれてありがとう。ニコちゃありがとね💖

涙とは、お友達になりました。

 

 

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