ニコラが10万分の1のリンパ腫なんて20ーホジキン様リンパ腫ーT-cell rich B-cell lymphoma(726)

2020.9.20

レインの点滴をもらうのと、東大病院へ行ってきたことを報告するためにかかりつけ医のところへ行きました。

コンシェルジュ:東大病院へ行ってきました。むこうからご報告があったと思いますが。

先生:ありました。

コンシェルジュ:とても珍しい症例で、東大病院でも1例しか無いそうですが、血液の専門の先生にとても詳しく教えてもらえたので、行って良かったと思います。

先生:そうですか。

コンシェルジュ:白血球が減っていたので、このまま放射線治療を続けていたらどうなってたかと思うと…

先生:そのようですね。放射線治療はやめて抗癌剤治療にするそうですね。

コンシェルジュの心の声:…(東大病院では、放射線治療の際に毎回血液検査をしてその後に放射線治療をしていましたか?と聞かれて、いいえ毎回血液検査はしていませんと答えたのは伝わっているのだろうか…)

コンシェルジュ:今は治療をお休みにして白血球がもとに戻るか様子を見ます。

先生:通常のリンパ腫と同じ抗癌剤治療になるそうですね。

コンシェルジュの心の声:…(一体何を言いたいのだろう…。)…

先生:あの仔が抗癌剤治療に耐えられるのかと話していたんですよ。

コンシェルジュの心の声:…(そんなこと東大の先生は言ってなかった…。)喉元まで出かかった言葉は飲み込んだ…呼吸が苦しくなってしまった…

コンシェルジュ:症例は1例しかなかったですが、症例があって、それをもとに詳しく教えていただいたので、行って良かったと思います。ありがとうございました。

ーー次の方が待っていたので、長話は遠慮したーー

5分、10分でのお話では、話の前提が同じでないと意思の疎通は難しい。

いったい、大学病院からどれほどの報告があるのだろう。

正確できめ細やかな情報提供があったとしても、受け止める側の認識の違いがあれば誤解が生じる。

東大病院では、この症例やニコラの今の状況について午前中に1時間問診、午後にはT先生から1時間以上の説明があった。

 

…???…

獣医師同士の間の話では

ーー「あの仔が抗癌剤治療に耐えられるのかと話していたんですよ。」ーー

となっているのだろうか?

これはどういう意味なのだろう?

何が言いたいのだろう?

💔白血球が減ってしまったのが、回復の見込みがない?

💔放射線治療にも耐えられなかったのだから抗癌剤治療はもっと耐えられない?

💔もともと弱い仔だから抗癌剤治療は耐えられないだろう?

💔抗がん剤治療には耐えられないだろうから東大病院まで通う必要がない?

 

東大病院での結果は、淡い期待が星屑になってしまったけど、行って良かったと思っています。白血球数が落ちていたのが分かって放射線治療は中止したほうが良いと教えていただけた。

受け止めるのはとても辛い結果だけど、そんな中でもその理由がわかって、1例しか無い同じ症例の仔の治療過程や予後を教えていただけた。同じ道をたどって余命が4ヶ月しかなくても、ニコラが少しでも辛くなく猫らしい生活が穏やかに出来るように相談しながら治療をって思えるようになった…迷いながらも砕けた心にムチを打ってたところだったのに…

抗癌剤治療なんてしなくて済むなら誰だってしたくない。苦しませたくないから、辛い思いをさせたくないから、なんとかできればと思ってギリギリのところで迷いながらも選択をしているはず。時間が限られてしまっているのだから…

一体何をどのように考えれば良いのだろう…

伝言ゲームのようだ・・

 

東大病院で「この治療に使われた抗がん剤はL-アスパラギナーゼ(ロイナーゼ)…一般的な抗癌剤と異なり副作用が殆どない…」と。東大ではこの治験が進んでいてもう少しで終了して論文が出ると言っていたから東大独自のやり方なのかも?と思っていた。麻布でもこの薬は使われていると思うとも聞きました。

ですが、麻布では最初に抗癌剤治療は副作用がひどいから勧めないと言われました。その後放射線治療が始まって効果が見えてきたから変わったのか解りませんが、2回めの放射線治療が終わった時に、放射線治療4回が終わったら延命が出来るから抗癌剤治療をしましょうとのお話がありました。どの抗癌剤を使うかの説明は受けていません。

 

💔東大病院の抗癌剤治療と「通常のリンパ腫と同じ抗癌剤治療になるそうですね。」は獣医師の間ではイコールなのかもしれないけれど…コンシェルジュには?です🐾

東大での説明の中に、この抗癌剤がごく稀にですがアナフィラキーショックが出ることがあるとの説明は受けました。抗癌剤治療は腫瘤が再びが大きくなってから考える。白血球の数値が増えているか見てから抗癌剤治療をやるかどうかの判断をしても良いとのお話でした。

 

麻布では放射線治療が4回終了したらそのお話になったのかもしれませんが…内科の先生は症例がないので治療はやってみないとわからないというスタンスのままで進んでいた治療でした。

放射線の先生からは放射線治療の効果は出ているので治療(医療)としては続けたほうが良いがニコラの普段の様子がわかるのは飼い主さんだけなので、どうするかの判断は、費用の負担なども含めて飼い主さんがなさってくださいと言われておりました。費用の点は考えていませんとお答えしました。

(確かに放射線治療は安価ではありません。最初に放射線治療でかかる費用は告知されましたし、自分でも調べていたので高額になるということは承知しておりました)

 

 

💔そして「あの仔が抗癌剤治療に耐えられるのかと話していたんですよ。」がニコラのためを思っての言葉であるとしたら、もう治療はしない方が良いのでは❓ということを暗に示してくれているものなのかもしれませんが…コンシェルジュには今この言葉を受け止めるだけの幅がありません。…心が痛いです💧🐾

 

うちのおじさんに話したらT先生に電話して聞いてみるしかないね…

昨日のニコラのウンチはとっても良いウンチでした。それだけでも嬉しいコンシェルジュです。

 

日付をまたいで夜中の1時

ふと、思った。

もし、かかりつけ医の言葉に身内の院内のスタッフとの会話が混ざっていたとしたら………

。。。

ニコラの両耳と首がピンクになっていて熱いです。熱を持っています。ずっと熱が出ているのではと思います。かさぶたも沢山出来ています。顎下に腫瘤が出来てからずっと熱があるようです。

他の仔を抱いても熱いとは思いませんが、ニコラを触ったり抱いたりすると熱いと感じます。何も言わないニコラの辛さが伝わってきます。

白血球数が少しでも増えて抵抗力がついてほしいと願っています。

 

 

もし、大学病院の選択を迷ったら東大病院を含め複数に行かれる事をお勧めします。東大病院はたくさんの症例が集まってくるところです。治験も進んでいます。ニコラを連れて行った日も沢山の仔がいて、飼い主さん皆さんが愛おしそうに心配なさっておりました。

東大病院ではセカンドオピニオンも受け付けてくれます。予約も早く取れます。

東大病院の待合室でお声をかけてくださった猫さんのお母さんもリンパ腫で抗がん剤投与で2時間かかって通っていらっしゃるとのことでした。通うのは大変だけど抗がん剤が効いていてその仔にあっていて良かったと。体重は落ちてしまっているので心配です。とお話して下さいました。最初は1週間に1回、今は3週間に1回通ってると。どこまでもってくれるのかとご心配なさっておりました。猫さんは8歳だそうです。

ニコラに勧められた抗癌剤治療は皮下注射になるそうです。最初は1週間に1度、その後は3週間に1度になるそうです。

ニコラに抗癌剤治療をするか?は保留、ニコラの白血球が増えてくれることを願ってます。

うちのおじさんは、東大病院は35年お世話になった獣医のN先生に感覚が近いね、と申しておりました。

ニコラはまだ6歳です。1日でも長く生きてほしいです。ですが延命のためだけに辛い治療をさせたくありません。少しでも猫らしく少しでも苦しまないような生活が出来るための治療を選択したいと思います。

T先生のご説明の中で、ホジキン様リンパ腫は犬では良く見られる症例だそうですが、猫では稀でごくわずかだそうです。ですが東大病院では猫のホジキン様リンパ腫の症例が増えているという印象だそうです。

これから猫のホジキン様リンパ腫は増えていく病気なのかもしれません。

 

 

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