ニコラがリンパ腫なんて9ーホジキン様リンパ腫ー麻布大病院1(710)

2020.8.25

前日夜、日付が変わる直前にすべての食物撤去。

朝もニコラをキャリーに入れるまでファミリーに朝ごはんなし。

みんな、あとを付いてウロウロ、みゃ〜!

ごめんね〜。もう少し待ってね。

ニコラを連れて行く10分前にキャリーへ入れる。

レインにお薬飲ませて、ファミリーに朝ごはん。

ニコラ、麻布へ。

担当助手の先生に今までの説明。

血液検査、エコー検査、レントゲン検査で1時間半ほどかかるそうで、ニコラを預けて一度帰宅。

電話にて検査が終わったとの連絡があり、再度麻布へ。

今度は担当のI先生より説明。

最初に説明を受けたのは、検査結果ではなく、

<ホジキン様リンパ腫>についての説明でした。

「海外では少ないが症例もあるけれど、日本ではほぼ症例がない。海外の論文も読んで調べたが、抗がん剤、放射線共効果が認められない。」

海外の症例の論文を見せてくださり、

「予後1年を目指しましょう。珍しいリンパ腫ですが、リンパ腫には変わりがないので数ヶ月で亡くなる場合もあります。」

「海外、特にアメリカでの症例は予後が数ヶ月の仔もたくさんいて、それは安楽死がほとんどです。中には数年の子もいますが、その症例は手術で取った後に放射線治療や抗癌剤を併用した場合です。その場合でもその後のことがプツンと切れてるのでどうなったのかは分かりません。」

…症例で数年生存の仔は2例しかありませんでした…ニコラの年齢に近い仔達でしたが…

「まず、腫瘍を全摘出する。それができれば一番良いと思います。外科の先生などとも相談したら、静脈は一緒に取ってしまえば良い。反対の静脈だけでも生きていける、ということです。ただ、取れるかどうか?奥に逡巡していて取れない場合もあるので麻酔をかけてのCT検査が必要です。」

…いろいろ質問をして…

「血液検査、レントゲン検査、エコー検査では他のところに転移は見られません。細胞レベルでは転移していないとははっきり言えませんが、目で見る範囲では異常は見られません。」

…またいろいろ質問をして…

「造影剤を入れての検査になります。他の仔の検査の間に急遽入れるので時間は未定です。終わったら連絡しますのでお迎えに来てください。」

…さらにいろいろ質問をして…

I先生はとても丁寧に、細部に渡りご説明をしてくださいました。

 

「予後1年を目指しましょう」

”目指しましょう…” この言葉にショックを受けた。

5月末から8月末の3ヶ月、ニコラが受け止めるだけの時間をくれていたから、それでもまだ少し冷静に聞くことができたけど。

まだ、元気で食欲もあって体重も5,6kg変わっていない。

なのに…

 

 

 

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