寄附を募っているニュースは先日拝見しましたが、この様になっているとは嬉しい驚きです。このお薬については2016年の記事で知ってからとても期待していました。沢山の方の目に触れて寄附がたくさん集まり、このお薬が1日でも早くできるようになって、猫の腎臓病が治る病気になってほしいと願っています。
レインも慢性腎不全で毎日ラプロス飲んでます。レインにAIMの効果が期待できる様になったらとっても嬉しい❣ …間に合うかな?…
ルグリも腎臓の数値が落ち着かないので、いざというときにこのお薬ができていたらすっごく嬉しい❣
レインは高齢だから頑張って長生きしてこのお薬が使えたらと、1日も早くと願っています‼❣
リンパ腫も治る病気になってほしい❣…リンパ腫にもこういう発見が1日でも早くと心から願っています…❣
★東京大学基金 ( https://utf.u-tokyo.ac.jp/)ネットからも寄附の申し込みができました。カード、ペイジー、銀行振込、OKです。
「朝日新聞デジタルより」引用
東大ネコ研究に2日余りで寄付3千万円 担当者「驚き」
子どもの飼い猫。生まれた瞬間から腎臓の悪化は始まっているという
猫の腎臓病の治療をめざしている東京大学のチームの研究に突然、2日余りで約2900件、約3千万円の寄付が集まり、今も申し込みが殺到している。通常、東大への寄付は年間1万件程度で、寄付の事務担当者も「史上初めての出来事」という前代未聞の事態だ。いったい何が起きたのか? 【画像】宮崎教授の研究への寄付について知らせる東大基金のウェブサイト 飼い猫は、腎不全で死ぬことが多い。ライオンやチーターも含め、ネコ科の動物は腎臓病にかかりやすいことが知られているが、要因は謎だった。 東大の宮崎徹教授(免疫学)らは、ヒトやマウスなど動物の血液中に共通して存在する「AIM」というたんぱく質を発見した。AIMは、腎臓を詰まらせる死んだ細胞などを排除し、腎機能を維持する働きをもつことがわかった。 ネコ科の動物はAIMをもっているものの、AIMがうまく働かない状態で存在していることを突き止め、腎臓病が起きやすい一因だと2016年に発表した。宮崎さんは「AIMが機能しないので、猫は生まれた瞬間から腎臓が悪くなっていき、やがて腎不全を発症する」と説明する。 宮崎さんは研究成果をもとに、機能するAIMを猫の腎不全の治療薬として開発することをめざした。企業の支援を受けて、実際に猫で有効性や安全性を確かめる臨床研究(治験)のめどが付き、「順調にいけば来年初めごろに販売できる段取りだった」 だが、新型コロナウイルスの影響で、治験の計画が止まってしまった。宮崎さんは「どうしても数億円はかかるので、コロナで苦境に立つ企業が新しいビジネスに乗り出すのが難しくなった」と話す。 こうした研究内容や現状について、時事通信社が宮崎さんのインタビュー記事を配信し、11日に大手ウェブ検索サイトのヤフーのニュースに掲載された。 すると、全国の猫の飼い主や猫好きから東大に、「支援をしたい」という問い合わせが殺到した。寄付を担当する基金事務局は急きょ、寄付金の使途を指定できる項目に、宮崎さんの研究を追加した。12日から14日午前9時までに、約2900件、約3千万円の寄付があった。 東大基金のウェブサイト(https://utf.u-tokyo.ac.jp/voice/ayn)には、寄付者から「どうか未来の猫たちの幸せにつながりますように」「一日も早くこの薬が世に出て、苦しむ猫が減るよう祈っています」「家の猫には間に合いませんでしたが、猫の腎臓病が克服できることを願っています」などのメッセージが集まっている。
朝日新聞社
JIJI.COMより引用
「ネコの宿命」腎臓病の治療法を開発 寿命が2倍、最長30年にも 東大大学院・宮崎徹教授インタビュー
ネコを飼った経験のある人の多くはご存じだろうが、ほとんどのイエネコは高齢になると腎臓病を発症する。 【写真特集】ネコ派のあなたへ そして、腎臓の機能は一度失われると回復せず、長く苦しむネコも少なくない。愛猫家の心を痛めるこの問題で、発症の原因を解明し、治療法を開発したのが東京大学大学院医学系研究科疾患生命工学センターの宮崎徹教授(59)だ。現在はネコ用の腎臓病治療薬を世に出すために奔走している。(時事ドットコム編集部) ―宮崎先生は獣医師ではなく、人間の病気を治すお医者さんなのに、なぜネコの腎臓病治療に取り組まれたのでしょう? 私は30年ほど前、病院で患者さんを診療する臨床医から、病気の成り立ちや難病の治療法を解明する基礎研究者に転じました。1995年からのバーゼル免疫学研究所(スイス)在籍時に、人間の血液中に高い濃度で含まれているタンパク質を発見し、「AIM」と名付けました。 ―「AIM」は何かの略語ですか? 人間の体には、体内に侵入した細菌や異物を食べて病気にならないように守る免疫細胞「マクロファージ」が備わっています。「マクロファージを死ににくくする・元気にする」という意味の英語の頭文字を取りました。 ―免疫細胞を活性化するということは、免疫に関係するタンパク質なのでしょうか? それが、最初のうちはAIMが体内でどんな働きをしているのか、さっぱり分かりませんでした。10年ほど研究を続け、動脈硬化の成り立ちに関係したり、脂肪細胞にたまっている脂肪を小さくしたりすることなどが判明しました。 ―脂肪を小さくするのであれば、ダイエットに役立ちそうですね。 はい。そのことで少し話題にはなったのですが、実はそれがAIMの本質ではありませんでした。 ―その本質をどのように解明されたのでしょう? ある時ふと「人間以外の動物もAIMを持っているのだろうか」と考えて、イヌやネコの血液を調べてみると、ネコだけAIMを持っていませんでした。 ―ネコだけですか。 正確には「持っているけど、他の動物のように機能していない」ということです。 ―ネコと他の動物を比較すればAIMの機能が分かるということですね。
<ちょっと複雑な2000円…コンシェルジュの独り言>
首都高がオリンピック期間中値上げをするとの報道。3割車を減らすためとか…
片道1000円の値上げ…だけど…往復で2000円
ニコラの東大通いは、東名を使って首都高を使って通いました。
今も通っていたならこの2000円は…ため息が出ることでしょう…
…若かりし頃、レッスンに毎日通っていたときの先生からの言葉が今も心に残っています。
1レッスン2000円…
「2000円あれば1日食べていけるのよね。」
そうなんです…その2000円を毎日支払ってレッスンを受ける…
それが週5日として1ヶ月となれば20日、4万円…
これだけの費用をレッスンにつぎ込むなら、1ヶ月食べていけるということです。
先生は、それだけのものを自分の意志で自分に投資していると言いたかったのかな?…(…その選択を自分自身が他のものを削ってでもしたいと思っている人々がいる…)と思います。
自分に投資をする2000円は無我夢中で過ぎ去りし日のことですが、今、病院に通うための交通費2000円はできれば医療費にかけたいと思ってしまいます。
もう、東大動物医療センターに通わなくて済むようになったけれど…
いつ、また通うようになるかわからないコンシェルジュは、遠くから今も東大に通っているであろう飼い主さん皆さんの少しでも負担になるようなことが軽減されて欲しい…と願います。…東大の動物医療費は他の高度医療機関と比べて良心的です。ですが、それでも動物医療は負担が少ないとは言えません…
…命の時間に限りがあって、必死に通ってらっしゃる方もおられるのです…
たかが2000円、されど2000円。。
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