ニコラが10万分の1のリンパ腫なんて52ーホジキン様リンパ腫ーT-cell rich B-cell lymphoma<日本小動物医療センターがんセンター>⑦(815)

2021.2.5

朝1番で受付。

担当の先生に呼ばれる。

診察室に入って、ニコラを触診。体重を測る6.02kg。体重は増えてるけど、腫瘤がまた大きくなってますねと先生。。

担当の先生:『放射線治療ですが、麻酔のリスクがあります。本当にやりますか?』

コンシェルジュ:「はい。そのつもりで今日CT検査に来ました。」

担当の先生:『生検をやりたくないということですが、こちらでは生検をやらないなら放射線治療はやりません。』

コンシェルジュとうちのおじさん:「❗❓」(…放射線の先生には出来るとの説明を受けたばかりだと言うのに…)

コンシェルジュ:「最初に生検をした後に物凄く早く腫瘤が大きくなっていくのを見ていたので、生検はなしにしてほしいと思っています。」

担当の先生:「以前にもお話しましたようにこちらでは放射線治療がベストと思っていないので、リスクがとても高いしやりたくないです。どうしてもということだったので、生検をしないなら放射線治療はやりません。」

コンシェルジュとうちのおじさん:「…❗❓」(…電話では『私、放射線治療できないって言いましたか❓』って先生から全部の腫瘤に当てるという提案だったのに(「どうしても」なんて言葉使ってません、ご相談と言いました)…今日の言い方ものすっごくキツくなってる)

コンシェルジュ:「リスクは全てこちらで引き受けます。もし治療をして効果がなくても費用が高くても先生に苦情を言ったりしません。全てこちらで引き受けます。」

担当の先生:『こちらでは放射線治療をやったとして、その後も経過を見たい。そのためにも生検が絶対条件です。生検をしてみないと放射線が効果がある腫瘤か分からないので。放射線も無理やり予定を開けていれてやるので、(予定を入れるのに何度も恩を着せられています。キャンセルしないようにとも言われています。)この前も言いましたよね。地元の先生のところへは毎日通えるのですか❓ここは遠いのでいざという時に対応できないですから❗』

…さらにだんだん語気が強くなって……1週間で2回も所沢まで片道2時間かけて通っているのに…この理由の付け方が理にかなってると思っているのが怖い…

コンシェルジュ:「地元の先生のところへは毎日でも通えます。」

担当の先生:『こちらでは、抗癌剤治療が先で放射線は後の治療です。地元の先生はなんて言ってますか❓』

コンシェルジュ:「放射線が出来るならやってもらう、抗がん剤は一番最後にしたいと。それで、放射線治療をお願いするためにここに来ました。」

担当の先生:「…💢」

…地元の先生の治療方針もお気に召さなかったようです…

うちのおじさん:「彼女も言ったように以前に生検をした時に腫瘤が大きくなっていくのを実際見ていたので生検はしたくないと思っています。」

…医師とは思えないほどの怒り方で…

担当の先生:「では治療はできないです❗外で(診察室の)もう一度お考えください❗💢」

。。とても激しい口調で言われました❗❗❗担当の先生はブチ切れしました。。

 

診察室の外でうちのおじさんと椅子に座っていたら、

アドバイザー(獣医さんがアドバイザーをなさってます)さんが近寄っていらしたので質問したら…生検をしたとして、結果が白、黒、グレー、どうなるのかやってみなければ分からない。その結果、喉のところを切った後で放射線治療が【できない】という判断になる場合がある。更に生検で確実な結果が出るわけではなく、細胞診よりは制度が良くなる程度で、〇〇と考えられる」という報告になる、ということでした。

…喉のところを切って生検して治療ができるならまだしも、生検をした後に【できない】となったら踏んだり蹴ったりだ❗❗❗【私、放射線治療が出来ないって言いましたか?放射線治療をするなら生検をお願いしたいと思います。放射線治療をやるなら全ての所に当てたい、なるべく早くやりたいと思っています】(この時はまだ生検はお願いでした)…信じてお願いしていたら、騙されるところだった…

…アドバイザーさんの説明でやっとまともな答えが聞けるなんて、担当医の言葉の変貌に振り回されて今まで費やした時間は一体何だったのだろう?…アドバイザーさんの説明を聞く前に…様々な疑問に目をつぶって放射線治療のために言われるままに進んでいたらニコラは一体どうなっていたのだろうと思うと…寒気がする

 

…ここのやり方…検査をいっぱいしてトップが考えたやりたいことへ飼い主を誘導する、駆け引きをする…正確な情報は後出しジャンケン…

アドバイザーさんには、此処にくる前にいつも頑張ろうと決心して来る。だけどいつも突き落とされる。余命が限られてる仔だからこそせめて一緒に頑張りましょうという言葉があればまだ救われると思う、とお話しさせていただきました。

…ホームページにも書いてある「患者さんに寄り添う医療をやっています」

…生検で切るということはそれほど心配することはない、ということ以外は何も確実な言葉はありませんでした。その言葉さえ、やった後にまた「ニコラの場合はやってみたら思ってたことと違いました」と変わるのでは?…と感じた不安は正しかった…

ニコラの腫瘤は難しいものだと思うし大きくなるのも早い。担当の先生も大きくなるのが早いと今日ご自分で確認されたから治療が怖くなったのだろうと思うし、責任を持ちたくないという気持ちもリスクを背負いたくないという気持ちも解らないではない、だからといってこれまでの経緯を誰がこれで良いと思えるのだろうか…?

 

…AIが診断したほうがよほど確実なのでは?診断にも治療にも人間が必要無くなってAIが全て行う時代が早い段階で来るのでは?と、思わずうちのおじさんに話してしまいました。

…うちのおじさんは…自分たちがベストと勧める治療を選択しないなら、ここでは治療しません。どこか他へ行ってください。と言ってるんだからもう放射線治療は諦めよう。きっと上からのお達しで、「もう決定事項だ」と担当の先生は言われているのだろうから、くつがえることはないし、生検をしなければならないとこちらを説得するだけの説明もしてもらえてないから、多分ニコラの症例が珍しいから生検にこだわってるだけだと思う。生検でニコラの腫瘤を調べて自分たちで確認したいだけで実験動物にしたいんじゃないか。癌でない可能性があるというなら生検する価値があると思う。癌と分かっていて、その種類が解ったとしても治療の幅が増えるわけでも命の長さが伸びるわけでもないし、どの治療を選択しても(前例がなくて)やってみないと解らないと言われるのだから、今のニコラには生検をやる意味がない。と。…

…コンシェルジュはいずれ呼吸ができなくなる場合があると言われているニコラの苦しみや辛さをできるだけ緩和してあげたいだけなので、ここで口が酸っぱくなるほど言われたベストの治療「積極的攻撃的治療(取り切れないと解っているのに、取れる部分だけ手術で取ってその後抗癌剤治療をする)」を、望んではいません。

うちのおじさんと話して、がんセンターでは治療はしない。となりました。

最後に、アドバイザーさんに「ニコラを見て下さい、見ていただけますか?」「腫瘤以外はどこも悪い所は無いのです。外からはホントに普通に見えるんです。」とお願いして、キャリーバッグの蓋を開けてニコラを見てもらって…涙が勝手に流れてくるコンシェルジュです…

帰路につきました…

ニコラは生きようとしています

でも、腫瘤はどんどん増えて、大きくなっています…がんセンターでのニコラへの負担と時間がニコラに申し訳なかったと思ってます。貴重なニコラの時間が…コンシェルジュが選択を間違えました。

💧💧ニコちゃ、ごめんね💧💧母さんが馬鹿だった。

 

 

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