【ラガマフィン編】ちょっとひと休み30ーAIMー(979)

東京大学基金よりAIMの寄附に対してお礼のメッセージが届きました。

お薬完成の目安が見えてきたようで嬉しいですね。お薬は注射形式になるようです。

どれくらいのステージ(1〜4)で使えるのか?

年齢的には何歳くらいまで使えるのか?

副作用は?タンパク質なら副作用はほぼ無いのかな??

まだまだ情報として出てこないですが、なるべく早く、広範囲に効果があることを期待しています。

更に新薬の場合、新薬を使うのに効果実績がハッキリしていないという理由で使うことに躊躇なさる(数年の使用実績効果がデータとしてハッキリ出るまで待つ)獣医さんもいらっしゃると思うので、速やかにどこの動物病院でも常備する治療薬になることを願っています。

レイン君はもう20歳です‥使えるかな?に間に合うかな?‥

 

東京大学基金「宮崎徹教授の猫の腎臓病治療薬研究」へご寄付くださった皆様

昨年度、「宮崎徹教授の猫の腎臓病治療薬研究」へ温かいご支援を賜り誠にありがとうございます。2021年7月から2022年1月までの間に総額276,548,991円のご寄付がありました。改めて御礼申し上げます。

さて、猫並びに人AIMの創薬・実用化を最大限加速化することをめざし、宮崎徹博士は学外に新しい研究組織、一般社団法人AIM医学研究所(IAM)を立ち上げました。東京大学基金では、みなさまからのご厚意を今後も同研究に活用するため、所定の手続きを経て、ご寄付をIAMに移管することといたしましたので、ここに報告申し上げます。

また、宮崎徹博士よりお礼のメッセージ(テキスト+動画)が届きましたので、お知らせいたします。

宮崎徹博士からのメッセージ
AIM研究のために、東大基金にご寄付をお寄せくださった皆様へ

昨年、東大基金を通し、私たちのAIM研究のために多大なご寄付(寄付金総額276,548,991円)をいただきましたことに、改めて心から御礼を申し上げます。

猫用と人間用のAIM薬の開発を加速すべく、この4月から、私たちは一般社団法人AIM医学研究所(IAM)を発足いたしました。お陰様で東大からの研究室移転作業は問題なく予定通りに終了し、ほぼ中断することなくIAMで研究を再開しております。皆様からの寄付金は、必要な手続きがほぼ終了し、近くIAM に移管される予定です。

猫用AIM薬を先行して完成することはIAM発足の最大の目的の一つですが、昨夏から現在までの間に進展した研究成果を反映させ、これまでの猫用AIMのデザインをさらに最適化し、その試作品を用いてエルムスユナイテッド動物病院グループ様と共同研究を開始しております。これは、治験に向けての学術研究ですが、最終的な治験薬と治験のデザインを決定するための重要な研究です。またこれらの研究段階で得た成果は、猫用AIM薬だけではなく人間用のAIM薬の開発のために極めて重要なものとなります。

このようにAIMタンパク質そのものを薬として開発することと並行して、AIMを活性化させる成分を探索し、人間用のサプリメントとして応用する研究を、長年にわたり続けて参りました。その成果として見出した天然成分を用いて、現在人間で臨床試験を開始するところですが、同時にこの成分が猫のAIMも活性化することが明らかになりました。そのため、この成分を配合したキャットフードが3月にマルカン社より発売されました。AIMが先天的に活性化しないために、腎臓のゴミが上手く掃除できないことが多くの猫で腎臓病が発症する重要な原因であることを考えますと、若年のうちから食事と共に定期的にAIMを活性化させておけば、腎臓でのゴミもまた定期的に掃除され、腎臓病の発症を抑えることができるはずとの考えから開発されたものです。

このように、AIM活性化成分を配合したフードは予防的な効果を狙ったものですが、進行してしまった腎臓病に対してはやはり現在開発中のAIM薬が効果的であると考えられます。IAM研究員一同、一日も早く完成できるよう研究に尽力しております。今後とも私たちIAMを応援のほど、よろしくお願い申し上げます。

令和4年5月31日
一般社団法人AIM医学研究所(IAM)代表理事・所長 宮崎徹

動画メッセージ
宮崎徹博士からの動画メッセージは下記注意事項をご一読の上ご覧ください。
・寄付者限定のメッセージのため、SNS等への転載はご遠慮ねがいます
6月24日までの期間限定公開となっております。

 

 

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