バレエ「眠りの森の美女」
バレエの公演でも「眠りの森の美女」はあまりおこなわれません。
出演者の人数だけではなく、舞台装置、小道具、衣装さらに公演ではダンサーにカツラをつけることが多く舞台にかかる費用は莫大なものになるのが、公演があまり多くない理由のひとつです。
発表会でもあまり舞台でみる機会もないような気がします。
さすがに発表会レベルではカツラをつけることはほとんどありません。
しかし、バリエーション、パ・ド・ドゥは逆に多く発表会の舞台では見る機会は多いようです。
正統的なクラシックバレエの踊りは、バレエを習う生徒たちには正確な踊りをマスターするのには大変勉強になる踊り、バレエの品位、優雅さを表現するにも非常に適した踊りだからです。
野沢きよみバレエスタジオでも「眠りの森の美女」は幕間ものとしてはこれまでに一度しかありません。
第3幕のみの舞台でした。
しかし、バリエーションは第1幕の妖精の踊りはよく踊られます。
有名なリラの精や元気の精、優しさの精、鷹揚の精。カナリヤの精、勇気の精。など人気の踊りではないでしょうか

バレエ動画〜オーロラの結婚〜「眠りの森の美女」第3幕
今回、YouTube「バレエ動画ライブラリー」に新たに一度だけ披露された「眠りの森の美女」第3幕をアップしましたのでご紹介します。
元の映像はVHSのビデオなので、現在のYouTubeの標準的な横長の画像サイズではありません。
また、画像があまり鮮明でもありません。
しかし、発表会の資料的価値も高く、長く保存できるようにオリジナルの映像を編集して公開しようとしたところ、YouYube社からの指摘で音楽に使用されている音楽の一部が著作権に抵触してるため、そのままではアップできませんでした。
映像の編集を余儀なくされ著作権に問題のある踊りの部分を編集でカットしてようやくアップできました。
そのため、踊りの繋がりがスムーズではない箇所がありますので予めご承知ください。
今回の動画は42分とかなり長い映像となります。
通常では、ヴァリエーションの踊りが終わったところで、映像を分割して、何回かに分けてYouTubeにアップするおですが今回はそのまま通しの映像です。
理由は先ほどの音楽の著作権問題にあり、こちらで編集を行うことが難しいと判断したためです。
視聴される方には、時間的に大きな負担となることは承知の上で、編集でカットされた踊りの繋がりが不自然になっている箇所を出来るだけ違和感を少なくご覧になって頂きたいとの思いです。
「眠りの森の美女」プロローグよりー妖精の踊りー
参考までに、このブログで人気の映像となっています「眠りの森の美女」プロローグよりー妖精の踊りーをご紹介しましたので、こちらもご覧になっていただけると嬉しいです。

バレエ初心者にもおすすめ!《眠りの森の美女》の魅力とポイント

《眠りの森の美女》の魅力は、バレエの華やかさと芸術性をたっぷり味わえる“バレエの王道”とも言えるところにあります。
チャイコフスキーの美しい音楽と華やかな舞台、そしておとぎ話のようなストーリーが魅力のバレエです。
あらすじ
むかしむかし、ある国の王と王妃に、待望の王女・オーロラ姫が生まれました。お祝いのパーティには、妖精たちが招かれ、姫にさまざまな美徳の贈り物を授けます。
ところが、招待されなかった悪の妖精・カラボスが現れ、「姫は16歳の誕生日に糸車の針に刺されて死ぬ」と呪いをかけてしまいます。けれど、善の妖精・リラの精が「死ぬのではなく、100年の眠りにつくだけ。そして真実の愛によって目覚める」と呪いを和らげます。
時は流れ、オーロラ姫が16歳を迎える日──。誤って糸車に触れ、カラボスの呪い通り深い眠りにつく姫。王国全体も、魔法によって眠りにつきます。
100年後、リラの精に導かれた王子デジレが、姫の眠る城を訪れます。彼のキスによってオーロラ姫は目覚め、呪いは解けます。やがて2人は結ばれ、盛大な結婚式が開かれ、ハッピーエンドを迎えます。
1. 音楽だけでもうっとり。チャイコフスキーの世界
この作品の音楽を手がけたのは、あのチャイコフスキー。バレエ《白鳥の湖》や《くるみ割り人形》でも知られる名作曲家です。
とくに有名なのが、第1幕で流れる「ワルツ」のメロディ。実はディズニー映画『眠れる森の美女』にも使われていて、「聞いたことある!」と感じる方も多いはずです。
美しく優雅で、どこか切なさもある音楽は、舞台全体を包み込み、観客を夢の世界へといざないます。
2. 優雅でダイナミックな踊り
バレエの魅力といえば、やっぱり踊り。《眠りの森の美女》では、踊りそのものが物語を語る大切な要素です。
特に見どころは、第1幕の「ローズ・アダージオ」。オーロラ姫が4人の王子と順に踊るこのシーンでは、片足で静止する“バランス”の場面に観客の視線が集中します。バレリーナの高度なテクニックと気品が光る瞬間です。
王子と姫のグラン・パ・ド・ドゥ(2人の踊り)も、愛と喜びにあふれた感動的な場面なので必見です。
3. 華やかすぎる衣装と美術にうっとり
舞台に一歩足を踏み入れた瞬間、まるで絵本の中に入り込んだような気分に。宮殿のゴージャスなセット、宝石のようにきらめく衣装、そして妖精たちの羽や光の演出──細部までこだわった美術は、まさにバレエならではの総合芸術です。
とくに宮廷のシーンでは、18世紀フランスの宮廷ファッションを思わせる豪華なドレスやタイツ姿のダンサーたちに目を奪われます。
4. おとぎ話の世界をまるごと体験
《眠りの森の美女》のストーリーは、多くの人が知っている童話がベース。
悪の妖精カラボスがかけた呪い、100年の眠り、王子のキスでの目覚め──王道の“フェアリーテイル”展開が、音楽と踊りで立体的に描かれます。
言葉がなくても、表情やしぐさ、舞台の工夫で物語がどんどん進んでいくのがバレエの面白さ。まるで生きた絵本を見ているような感覚になります。
5. 個性豊かなキャラクターたち
登場人物もとってもバラエティ豊か。オーロラ姫や王子、リラの精、カラボスといった中心人物に加え、赤ずきん、長靴をはいた猫、白い猫と黒い猫など、おとぎ話のキャラクターたちが結婚式に登場するのも、このバレエならではのお楽しみです。
それぞれのキャラに合わせたコミカルな踊りが披露され、最後はまるで夢のような大団円を迎えます。
6. 初めてのバレエにもおすすめ!
ストーリーがわかりやすく、視覚的な美しさもたっぷりなので、バレエ初心者や小さなお子さんと一緒でも楽しめるのが《眠りの森の美女》。
美しい音楽、華やかな衣装と舞台、そして心ときめくストーリーは「バレエって素敵だな」と思えるはずです。
バレエの世界への第一歩として、ぜひご覧になってみてくださいね♪
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