1845年ロンドンで初演されたこの作品「パ・ド・カトル」は
バレエファンにとってまさに夢の共演だったに違いない
この作品は当時最高の4人のバレリーナ、ルシル・グラーン、カルロッタ・グリジ、ファニー・チェッリート、マリー・タリオーニが一度に同じ舞台に登場するセンセーションな出来事だった。
この踊りの特徴は、4人が静止したポーズで始まり、
一人ひとりがそれぞれに踊る、そして全員で踊るコーダが終わると、彼女たちはまた仲良くもとのポーズに戻って幕が下りる
バレリーナが至高の地位だった時代に、同じ舞台に一同に会し
当時最高のバレリーナが魅せる踊りの競演はなんとも贅沢このうえない舞台であっただろうと憶う。
そんな夢の競演の作品を野沢きよみバレエスタジオの
生徒たちが2014年に舞台で披露した
ロマンチックバレエの作品「パ・ド・カトル」