バレエの発表会は自己肯定感を一気に高めることが出来る貴重な習い事

普通の生活の中で、こんな経験をする機会はまずないでしょう。

大きなプレッシャーを味わい、観客の大きな拍手をもらう。

こんな経験も、バレエの発表会ならではの経験です。

誰も経験したことのない、大きな感動を味わい、
すべての踊りが終了して、出演者全員で観客の皆様にごあいさつ。

この瞬間に、踊りのミスやちょっとした失敗なんてすべてが吹っ飛んでしまいます。

「やり切った」という、大きな、大きな満足感、「全力ですべてを出し尽くした」

「自己肯定感」が際立って高まり、すべてが希望に満ち、前向きで積極的な自分に変身するのです。


　　　　　　　　　　

【舞台挨拶をする子どもたち】

発表会の舞台挨拶が終わり緞帳が降りた瞬間、それまでの張り詰めた緊張感が一気に解放されます。

そして、出演者全員が発表会をやり切った！という充足感がからだ全身を貫きます。

おそらく言葉では表せない満足感と開放感に満たされるはずです。




野沢バレエの発表会ではこの後、生徒全員が舞台挨拶で終えた姿そのままで、発表会を見に来てくれた家族、友人、知人の方に直接ホールのロビーで会います。

そこで、ロビーに現れた生徒を真近で舞台衣装、舞台化粧をみて普段とは全く違う姿に驚きと感動と喜び、そしてねぎらいの言葉、間違いなくすべての方が感動を口にします。

そして、記念写真を撮ります。

この時間と空間、ロビーにいる全員が最高潮に達した感動を共有します。

バレエの発表会ならではの美しい光景です。

発表会で踊った生徒たち全員が、この時の思い、感情は【自己肯定感】にあふれています。

舞台で上手に踊れなかった悔しさより、発表会を最後までやり切った充実感がすべての感情の中で上回っています。





だから、次の発表会では『もっと上手に踊りたい』と心で強く思っているはずです。

さらにいえば、普段のレッスンの大切さにも気がつくはずです。

自分の弱点、基礎のどの部分がきちんとできていなかったのか、そのことにも気づくはずです。

そして、ほかの友だちに負けたくないという思いは無くならないでしょうが、そのことよりもっと自分の踊りを上手に踊りたい。

そのことが他人と比較するよりもっと大切で重要なことだと気がつきます。

発表会に向けた練習は、普段のレッスン終了後に行われるのが一般的です。

発表会の踊りの練習が普段の練習とは異なり、同じ踊りを踊る友だちと呼吸を合わせたり、手の高さ、顔や足の位置、全員のラインなど、舞台での踊りで要求されるレベルの高さに驚くはずです。





このとき思い知るはずです。

基礎のレッスンをしっかりマスターできているか。

ほとんどの場合が、自分の未熟さを思い知るはずです。





そして、何故このように細かい注意と指導される理由も踊りの練習で教わるはずです。

すべてが、発表会の舞台をご覧いただく観客の皆様にバレエの美しさ、素晴らしい踊りをみて感動してもらうため。





最高に美しいバレエの踊りを見て頂くために、こんなに厳しい、練習が必要なのだと。
　　　　　　　

舞台芸術「バレエ」の最高に美しく、感動を味わえる踊りを観客の皆様すべてに味わってもらうために舞台（発表会）があることに気づくのです。

　


バレエを習っている生徒たちはこのようにして、発表会を経験することで、一気に自己肯定感を高めます。

ありのままの自分を受け入れ、打たれ強くなり何事も前向きに努力する大切さを学びます。

人と比較するより、いまの自分を向上させることに気持ちが集中していきます。

バレエの発表会を経験する前と後では、生徒たちの顔つきまで変わり、人間的な大きな成長した姿をすべての子供たちに見ることができます。

　　　　

バレエの発表会がなぜ、自己肯定感を一気に高める理由がお分かりいただけましたでしょうか

子どもの成長を大きく促すバレエが習い事として勧められるのは、子どもが舞台という【特別】な経験をする機会に恵まれ、その後の人生を実り多い豊かな人生を歩むために美しい心とからだを「バレエ」で手に入れるからに他なりません。