子どものバレエ、上達が遅いのは問題ですか?――相模原で指導してきて感じること

子どもがバレエで上達しないママの不安

相模原でバレエ教室を探している保護者の方から、
体験レッスンやご相談の場で、よく聞かれる言葉があります。

「うちの子、上達が遅い気がして……」
「同じ時期に始めた子と比べると、差が出てきていて不安です」

とても率直で、
そして、とても自然な不安だと思います。

バレエは、どうしても
**「できる・できない」「上手・下手」**が
目に見えやすい習い事だからです。

では、実際のところ――
子どものバレエで、上達が遅いことは問題なのでしょうか。


目次

結論からお伝えします

一人の生徒に寄り添うバレエ教師

結論から申し上げると、

子どもの頃の「上達の早さ」だけで、将来を判断することはできません。

むしろ私たちは、
相模原で長年指導を続ける中で、
「早くできる子」よりも
**「ゆっくりでも、続けられる子」**が、
後から大きく伸びていく姿を、数多く見てきました。


なぜ「上達が遅い」と感じてしまうのか

娘のバレエレッスンに不安なママ

保護者の方が
「遅いのでは?」と感じる背景には、
いくつかの理由があります。

① 比較しやすい環境にある

バレエ教室では、
同じクラスで、同じ動きを、同時に行います。

そのため、どうしても
周りの子と比べてしまいやすい。

でも実は、
身体の発達スピードも、理解の仕方も、
一人ひとりまったく違います。

「同じようにできない」こと自体が、
問題なのではありません。

ジュニアクラスレッスン中

② 身体がまだ準備段階にある

特に低年齢の場合、
筋力・柔軟性・骨格の成長には個人差があります。

頭では分かっていても、
身体がまだついてこない――
これは、決して珍しいことではありません。

この時期に無理を重ねると、
一時的にはできたように見えても、
後々、身体の使い方に癖が残ってしまうこともあります。

一人でレッスンをする少女

③ 「できない=向いていない」と思ってしまう

これは、保護者の方だけでなく、
子ども自身も感じやすいことです。

でも、
「今できない」ことと、「向いていない」ことは、まったく別です。

むしろ、
じっくり時間をかけて身体感覚を育てていく子ほど、
ある時期を境に、驚くほど安定した踊りを見せてくれることがあります。


本当に大切なのは、どこを見てあげるか

バレエのレッスンを見守るママ

上達のスピードよりも、
私たちが大切にしているのは、次のような点です。

  • レッスンに前向きに取り組めているか
  • 注意されたことを、自分なりに受け止めているか
  • できなくても、投げ出さずに立ち続けているか

これらは、
目に見える「技」よりも、ずっと大切な土台です。

この土台が育っている子は、
結果として、長くバレエと向き合う力を身につけていきます。


「早く上達すること」が、必ずしも良いとは限らない理由

少し厳しい言い方になりますが、
早くできるようになることが、
必ずしも良い結果につながるとは限りません。

  • 注意される前にできてしまう
  • 失敗する経験が少ない
  • 努力しなくても進めてしまう

こうした状態が続くと、
壁にぶつかったときに、
どう向き合えばいいか分からなくなることがあります。

バレエは、
年齢が上がるにつれて、
必ず「思うようにいかない時期」が訪れます。

そのときに支えになるのは、
できなかった経験を、どう乗り越えてきたかです。


一人ひとりの子どもも丁寧に指導するバレエ教師

相模原で指導してきて、強く感じること

相模原で、
長い時間、子どもたちの成長を見てきて感じるのは、

上達が遅かった子ほど、
自分の身体と丁寧に向き合えるようになる

ということです。

すぐに結果が出なかった分、
自分の変化に敏感になり、
小さな成長を喜べる。

それは、
バレエを続ける上でも、
人生においても、大きな力になります。


保護者の方へ

もし今、

「うちの子、遅いのではないか」
「このまま続けて大丈夫だろうか」

そんな思いがよぎっているとしたら、
どうか一度、視点を変えてみてください。

上達の早さではなく、
この場所で、安心して続けられているか。

それこそが、
子どもにとって何より大切なことです。

教室選びに迷ったときは、
こちらの記事もあわせてお読みください。

▶︎この選択で大丈夫だろうか――
子どものバレエ教室選びに迷ったときに

相模原で、
お子様が無理なく、自分のペースで育っていける場所を、
一緒に考えていけたらと思っています。

実際の指導現場では、
こうした考え方がどんな形でレッスンに表れているのか。
その一例をまとめています。

▶︎ 私たちが大切にしている、バレエ指導の考え方

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