バレエ初心者がレオタードを選ぶときに気をつけたい5つのポイント

はじめに：レオタード選びは“最初の一歩”

「バレエを始める！」と決めたら、最初のお買い物はやっぱりレオタード。

体にフィットするレオタードは、バレエへの憧れを形にするアイテムですが、「体のラインが出るのが恥ずかしい」「どんなものを選べばいいの？」と悩む初心者の方も多いはずです。

ここでは、バレエ初心者が安心してレッスンを始められるように、初心者の方が失敗しないためのレオタード選びで絶対に失敗しないための5つのポイントをご紹介します。

① 【最重要】まずは「着心地」と「動きやすさ」を優先する

美しいデザインに目が行きがちですが、初心者のうちは、何よりもレッスン中に集中できる着心地を重視しましょう。

最初に迷うのがサイズ。
大きすぎると動きのラインが見えず、小さすぎると体を締めつけて動きづらくなります。
「ピッタリ」＝体にフィットしながらも呼吸がしやすいことが大切です。
試着ができる場合は、腕を上げたり前屈したりして違和感がないか確認しましょう。

② 背中のラインで印象が変わる

レオタードのデザインで特に大切なのが背中のカット。
背中が大きく開いているタイプは美しく見えますが、最初は少し勇気がいるかもしれません。
初心者の方には肩甲骨が自然に見える程度の開きのものがおすすめ。
正しい姿勢の意識がしやすくなります。

③ デザインは「シンプルなもの」からスタート

最初は装飾が少ない、キャミソール型やフレンチスリーブ（半袖）型のものがおすすめです。

キャミソール型: 腕の動きを確認しやすく、熱がこもりにくい。
フレンチスリーブ/キャップスリーブ: 肩周りが適度にカバーされ、露出に抵抗がある方でも安心感があります。

レースや凝ったデザインは、慣れてからのお楽しみにとっておきましょう。

色は「清潔感」と「自分らしさ」で選ぶ

クラシックバレエでは淡いピンクやラベンダー、ネイビーなどが定番です。
ただし最近はカラーバリエーションも豊富。
重要なのは、清潔感があり、自分が気持ちよくレッスンできる色を選ぶこと。
明るい色は気持ちを前向きにしてくれます。

「スカート付き」または「巻きスカート」を併用する

スカート付きレオタード: 腰回りが自然にカバーされ、初心者が最も取り入れやすい形です。
巻きスカート（プルオンスカート）: シンプルなレオタードの上から着用することで、ヒップ周りをカバーできます。レッスンが進むと、先生の指導で外すこともありますが、最初は心理的な安心感が得られます。

④ 素材と着心地をチェック

見た目だけでなく、素材にも注目。
コットン混は肌触りが柔らかく初心者に人気ですが、汗を吸いやすい分、乾きにくい面も。
ナイロンやライクラ素材は伸縮性があり、動きやすく丈夫です。
季節やレッスン環境に合わせて選びましょう。

【必須】試着で「サイズ感」と「フィット感」をチェック

レオタードはメーカーやデザインによってサイズ感が大きく異なります。必ず試着して、以下のポイントを確認しましょう。

3-1. 正しいサイズを選ぶ

大きすぎないこと: ゆったりしていると、レッスン中に生地がたるんで体のラインが見えにくくなり、正しい姿勢の確認ができません。
小さすぎないこと: 食い込んだり、体に負担がかかったりすると、動きを妨げてしまいます。特に肩ひもや足ぐりがきついと、痛みを感じる原因になります。

3-2. 実際に動いてみる

試着室で簡単なストレッチや、足を上げてみる動作をしてみましょう。

肩ひもがずり落ちないか
かがんだ時、胸元が開きすぎないか
足ぐり（脚の付け根のライン）が快適か

この「動いた時のフィット感」こそが、快適なレッスンを続けるための最も大切な要素です。

素材は「伸縮性」と「速乾性」

伸縮性の高さ: バレエは体を大きく動かすため、素材がしっかり伸びるかが重要です。特に、肩周りや股関節の動きを妨げない、ライクラやスパンデックスなどの高ストレッチ素材が入っているかを確認しましょう。
速乾性: 汗をかいてもすぐに乾く素材なら、体が冷えるのを防ぎ、快適にレッスンに集中できます。