疲れているとき、バレエの練習は意味があるの?― 思考停止状態でも効果的な練習法とは ―

疲れているときの「最適な練習法」とは?

「今日はなんだか体が重い…」
レッスンに来たものの、集中できない。思考がぼんやりしている。
そんな経験、ありませんか?
でも、バレエの練習は「続けること」が大切。とはいえ、疲労が溜まった状態で練習しても意味があるのか?怪我のリスクは?
今回は、「疲れと思考停止の関係」から、疲れていても無理なく効果を出す練習法を紹介します。

目次

疲労と思考停止の関係:体が疲れると、脳も止まる?

  • 身体の疲れは、単に筋肉だけの問題ではありません。
  • 肉体的疲労が溜まると、脳の前頭前野が鈍くなり、
    • 判断力
    • 注意力
    • 自己制御力が低下します。
  • これが、よく言われる「思考が止まる」状態。
  • バレエのように細かな判断や集中力が必要な芸術では、非常に影響が大きいのです。
床でレッスンしている女の子

思考停止状態でも、バレエの練習効果はあるのか?

● 身体記憶を活かす「反復練習」には効果あり

  • 基礎動作やルーティンは、思考を介さずに動ける身体記憶として蓄積されます。
  • 疲れていても、こうした「体が覚えている動き」の反復はむしろ良い刺激に

● しかし「新しいことの習得」「技術の修正」には不向き

  • 思考が働かない状態では、動きの理解や細かい調整が効かなくなる
  • さらに、間違った動きを無意識に繰り返すと、悪い癖が定着するリスクも。

疲れた状態での練習は怪我や事故のリスクも

  • 疲労時は、集中力・反応速度・筋力バランスが低下。
  • 結果として…
    • ターンやジャンプで軸が崩れる
    • 着地がずれて足首をひねる
    • 他の人との距離感を見誤る
  • 小さなズレが、大きな怪我につながることも。

疲れているときの「最適な練習法」とは?

ポイント①:内容の切り替え

  • ハードなセンター練習や連続ジャンプは避け、
    • バーレッスンで軸の確認
    • ストレッチや姿勢の見直し
    • 呼吸に意識を向けたゆったりした動き
  • 疲労回復も促す「アクティブレスト(積極的休養)」としての練習を。

ポイント②:「今日は体が主役」意識で

  • 疲れた日は「頭で理解する」のではなく、
    • 体の声を聞く
    • 感覚を研ぎ澄ませる
  • 無理に「上達しなきゃ」と思わず、“感じる練習”に切り替える勇気が大切。

ポイント③:指導者が見極める

  • 生徒の様子(目の動き・返事・姿勢)から集中度を見極め、
  • 内容を調整するのも大切なスキル。
  • 「疲れている=手を抜く」ではなく、練習の質を変えるという発想が鍵。

まとめ|疲れていても、意味ある練習はできる!

疲れているときは、たしかに思考も働きにくくなります。
けれど、だからこそ「どう練習するか」が大事。
無理にいつも通りを求めず、“体と向き合う時間”に切り替えることで、深い気づきが得られることもあります。
怪我を防ぎながら、バレエとの信頼関係を育てるためにも、
疲れと上手に付き合う練習法を、ぜひ取り入れてみてください。

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