
「子どもは、ほめて育てるもの」──。
そんな言葉を耳にしたことはありませんか?
確かに、ほめられれば嬉しくなり、自信もつく。やる気だってわいてくるものです。
けれども実は、「ほめ方」を間違えると、かえって逆効果になることもあるのです。
今回は、バレエをがんばるお子さんに対して、どのように「ほめる」のがよいのか。
そして、どんな「勇気づけ」が子どもの本当の成長を助けるのかについて、考えてみたいと思います。
1.「すごいね!」だけでは足りない
「すごいね」「上手だね」という言葉は、たしかに子どもの気持ちを一時的に明るくさせてくれます。ですが、それだけでは“何がどう良かったのか”が伝わりません。
バレエは、積み重ねや観察力が大切な芸術です。「今日は足の伸ばし方が昨日より柔らかくなったね」など、具体的に伝えることで、子ども自身が「どこができたか」を自覚でき、次の目標にもつながります。
ただ気分を上げる言葉ではなく、技術や努力の“中身”に目を向けて評価しましょう。子どもはそれによって、自分の成長を言語化できるようになります。
2. 比較ではなく“その子自身”を見つめる
「あの子より上手だったよ!」という比較のほめ言葉は、競争心をあおる一方で、自信の土台を不安定にしてしまうこともあります。
子どもにとって大切なのは、「昨日の自分と比べてどうだったか」。一人ひとりの成長のペースや目標を尊重し、「あなた自身がこんなに頑張ったね」と伝えてあげることで、本当の意味での自信が育まれます。
比較の言葉は時に無意識に出てしまいますが、バレエは「美を競う場」であると同時に「自分と向き合う芸術」。その子の内面の成長に目を向けるまなざしが、何より力になります。
3. 失敗の中に「伸びしろ」を見る
ミスをしたとき、つい「どうしてできなかったの?」と責めてしまうことがあります。しかし、失敗の裏には挑戦があります。そして挑戦の中には必ず学びがあります。
「思いきってジャンプに挑戦したね」「回ろうとしていた気持ちは伝わってきたよ」と、失敗の中の“努力”や“意欲”を拾ってあげること。そうすることで、失敗が怖いものではなく、「成長の入口」になります。
完璧であることを求めるより、挑戦できることをほめましょう。そうすれば、子どもは試行錯誤を恐れなくなり、深い学びの循環が生まれます。
4. タイミングを逃さない
ほめる言葉は、鮮度が命です。レッスンの数時間後ではなく、「できた!」「やった!」という子どもの気持ちがまだ熱いうちに、すぐ声をかけましょう。
さらに、表情や声のトーン、目線も大切な要素です。「あなたをちゃんと見ているよ」というメッセージは、子どもの心にしっかり届きます。
上手なフィードバックは、“タイムリー”で“感情をともなう”ことがポイント。気持ちの熱が冷めないうちに、心からのリアクションを届けましょう。
5. 言葉だけじゃない「ほめ方」もある
ときには、黙ってにっこり微笑むこと、そっと拍手を送ることも、素晴らしい「ほめるアクション」です。とくにバレエのような非言語の表現世界では、「言葉にならない賞賛」も深く心に響きます。
子どもは、大人のまなざしや雰囲気からも愛情や認められている感覚を受け取っています。「この人はちゃんと見てくれている」と感じるだけで、子どもはもっと頑張りたくなるのです。
言葉に頼りすぎず、態度や行動でも「伝える」ことを意識しましょう。表現を学ぶ子どもたちには、むしろその方が深く伝わることもあります。

「ほめる」という行為は、簡単なようでとても奥が深いもの。
バレエのレッスンや日々の生活の中で、子どもたちは日々、失敗し、挑戦し、成長しています。
ただ「すごいね!」ではなく、どこを、どのように頑張ったのかを見つめて伝えること。
言葉だけでなく態度やまなざしでも、信頼と応援を届けること。
それが、子どもたちが「自分の力で伸びていく力」を育てる、大きな原動力になります。
一人でも多くの子どもたちが、自分を信じて舞台に立てるように──
私たち大人の“ほめる力”が、その第一歩になるのです。
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