習い事のバレエがイジメから救った、あるおはなし

バレエがその少女をいじめから救った

ある日の夕方、NHK「シブ5時」に出演されていた教育評論家の尾木ママこと尾木直樹さんが、「イジメ」について語っていました。

番組で紹介されたのは、いじめをきっかけに学校に行けなくなった、あるお子さんのお話です。

学校に行けない。でも、バレエのレッスンには行った

その子は突然、学校を拒むようになりました。真面目なお母さんは、何とか登校させようと努力します。でも、お子さんは全力で拒絶し、大声を上げて泣き叫びました。

ところが——
不思議なことに、バレエのレッスンだけは決して休まなかったのだそうです。

学校には行けない。でも、バレエには行ける。
その場所では、安心して呼吸ができたのでしょう。
バレエが、心の居場所となり、その子を救ったのです。

イジメは、子どもだけの問題じゃない

尾木ママは、こんなことも話していました。

「いじめを受けた経験がある親ほど、自分の子どものいじめに対して“この子にも何か原因があるのでは?”と、どこかで思ってしまうことがある」と。

けれども、もし親がそう感じてしまったとしたら——
その子にとって、家庭すらも“安全な場所”ではなくなってしまいます。

いじめは、いじめる側が100%悪いのです。
いじめられる側には、絶対に非はありません。
それは、人間性を否定し、尊厳を踏みにじる、重大な人権侵害です。

そして、どんなに小さなことに見えても、
当事者にとっては命に関わる重大な出来事なのです。

「学校だけがすべてじゃない」ことを伝えたい

その子は、やがてまた学校に通うようになったそうです。
いじめが完全になくなったわけではありません。

でも——
学校以外にも“自分が大切にされる場所”があると気づいたことで、
少しずつ、心が回復していったのです。

当スタジオでも、似た出来事がありました

私たちの教室にも、思春期に心が不安定になった生徒がいました。
バレエのレッスンを休みがちになりながらも、彼女は「やめる」とは言いませんでした。

レッスンが終わった後、深夜まで二人で話したこともありました。
涙をこらえながら、「家に帰りたくない」とつぶやいた彼女の言葉を、今でもはっきりと覚えています。

もしかしたら、学校と家庭に閉じ込められて苦しかったその子にとって、
バレエが“唯一、自分らしくいられる場所”だったのかもしれません。

バレエが心の居場所

居場所は、必ずどこかにある

いじめに苦しんでいるあなたへ。

学校がすべてじゃない。家庭がすべてでもない。
あなたには、**まだ出会っていない「居場所」**が、きっとあります。

それがバレエじゃなくてもいい。ピアノでも、絵でも、本でもいい。
あなたが自分らしくいられる、そんな場所を見つけてください。

知らない世界に飛び込むには、少しだけ勇気が必要です。
でも、その一歩が、あなたを救うきっかけになるかもしれません。

最後に…

私たちは、バレエという小さな習い事を通じて、
子どもたちの「心の居場所」になれたらと願っています。

誰かの助けにはなれないかもしれません。
でも、必要としている人がいれば、いつでもドアを開けて待っています。

どうか、一人で抱え込まないでください。

バレエ大好き!

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  • 緊張する生徒にはまず「対話」から
  • 一人ひとりに深く向き合うレッスン
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