ー白雪姫ー
Snow White
静けさの中で、少女は“自分の物語”に出会う。
森の奥で、世界との関係が静かにほどけていく。
何かが起きたというよりも、
それまでの連続が、ふと途切れる。
目覚めているはずの身体が、
どこか別の層へと移っていく。
ここには、はっきりとした選択はない。
けれど、
選ばなかったこと、
あるいは選べなかったことが、
ひとつの状態を生んでいる。
身体は、動きを止めているように見える。
しかしそれは停止ではなく、
外の世界から切り離された状態での、
別の反応なのかもしれない。
この作品が触れているのは、
何かをすることではなく、
何もできなくなることで変わる関係である。
動きが失われたとき、
身体はどこに存在しているのか。
それは眠りなのか、
あるいは、別のかたちで続いているのか。
目覚めるとは、
もとに戻ることなのか。
小さな子供たちが主役のバレエー白雪姫ー
Snow White Ballet work for chirdren
森の奥、静かな世界の中で、
ひとりの少女が“自分の居場所”を探すところから、この物語は始まります。
この作品で描いているのは、
出来事の展開ではなく、「心が揺れる瞬間」です。
美しさとは何か。
比べられること。
そして、自分であることを受け入れていくこと。
そのすべては、
誰かのようになろうとすることではなく、
“そのままの自分で在ること”と向き合う時間として描かれています。
小さな子どもたちにとって、
この物語はどこか身近で、そして少しだけ繊細なものです。
誰かと比べてしまうこと。
うまくできないと感じること。
それでも前に進もうとする気持ち。
そうした心の動きが、
舞台の上で静かに重なっていきます。
言葉にしなくても、
身体は正直に感情を映し出します。
一つひとつの動きの中に、
戸惑いも、喜びも、そっと現れていきます。
この作品は、
「正しく踊ること」を目指したものではありません。
感じること。
揺れること。
そして、そのままを表現すること。
その積み重ねの中で、
子どもたちは少しずつ、
自分自身の物語を見つけていきます。
たとえ小さな一歩でも、
その中には確かな“変化”が生まれています。












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