コンシェルジュ「切断ですか」
先生「骨肉腫は肺に転移する可能性があります。肺に転移していたら切断も出来なくなります」
コンシェルジュ「では、肺に転移しているか確認してからもう一度ご相談ですね」
先生「肺のレントゲンを撮りますので少しお待ち下さい」
レントゲンを撮り終わり
…レインが入ったキャリーバッグを膝に抱えて待合室で待つ…その間コンシェルジュの頭はあっちに飛びこっちに飛び…レインはバッグの中であっちウロウロこっちウロウロ…バッグはガタガタと揺れ…レイン大丈夫だよ、いい子だね…
呼ばれて診察室に入ると、肺には転移していないそうで。それだけでも良かった。
ただ、尻尾を切断しても転移の可能性はあるとの説明を受け、
慢性腎不全の持病を持ち16歳の高齢で、レインが手術をした後の心配事を聞いたり、先生の手術可能の日や、血液検査は手術日当日にするとかの説明を受け、一度家に帰り手術日は翌日改めて相談することになりました。
家に帰った後、ネットで調べてみました。
猫の尻尾の骨肉腫については情報が全くない。調べ方が悪いのかもしれないけれど。
猫の骨肉腫については、脚や顎などの情報がありました。猫の骨肉腫は犬ほど多くは無いけれど70%が悪性で、治療法としては切断が最も望ましいそうです。肉腫がひどくなると皮膚を突き抜けて破裂したり、痛みが酷くて食べられなくなったり歩けなくなったり、部位によって手術できない場合は放射線治療や抗がん剤の併用もあるそうです。胃ろうや安楽死という言葉も出てくるほどで、受け止めるのが辛い情報ばかりでした。
レインの尻尾も切断した後に病理検査に出すそうです。結果が出るのに少し時間がかかるとのことでした。
仕事の調整をして、術後にケアができるようにして、翌日手術日を決める連絡をしました。
手術日前日は夜9時までの食事、ファミリー全員がレインにお付き合い。手術日キャリーバックを出すと、ダダダダダー!ファミリーはフッ飛びました。
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