ネコのコンシェルジュー5<幸恵、樹里、ナナ、チー編>

それからまたしばらく経って、2回目のお引っ越しとなりました。
7月の暑い日でした。
樹里は口で息をして舌を出しています。猫は犬と違って口を開けて舌を出してハーハーと呼吸をする事は
ほとんど有りません。普段は鼻呼吸のみです。緊張したときや、激しく遊びすぎた後に口を開けて呼吸する時が有ります。体温調節が肉球でしか出来なくて汗も肉球でしかかきません。
お引っ越しをした家で、暑さと初めての環境に緊張があったのだと思います。お水をあげても飲まないので、無理矢理口を開けてスプーンで水を飲ませる事数回、心配しましたがしばらくすると何事も無く落ち着いてほっとしました。
幸恵はとても辛抱強く私達に心配かける事無く2回目のお引っ越しも柔軟に受け入れてくれました。幸恵と樹里とは3つの家で一緒に暮らした相棒になりました。

幸恵と樹里。二回も一緒に引っ越ししてくれた忘れられない家族、

幸恵と樹里。二回も一緒に引っ越ししてくれた忘れられない家族、

今度のお家は日当りが良く猫がひなたぼっこできる出窓があるので、出窓はお気に入りになりました。反面、夏は暑すぎて毛皮を来ている猫さん達にはちょっと辛い面もあるようですが。のびのびと暮らしているように思いました。

新しい家に来て間もなくの事でした。12/26真夜中の自宅への帰り道、猫の鳴き声が。
うちのおじさんと「猫が鳴いてるね、どこで鳴いてるのかな」と話しながら歩いていると、ずっと鳴き声が続いています。闇にまみれて姿は見えません。
こんな真冬の寒い夜中にどうしたのでしょう?
歩きながら『おいで〜』と声をかけたら闇の中から飛んで出て来た。道の反対側を歩いてた知らないおじさんには目もくれず道をつっきって私たちの足下にチャトラの猫。
すりすり、ミャーミャー。仔猫ではなく中猫くらいでしょうか?
歩き始めるとついてくる。追い越して振り返って待つ。なんて利口な仔なのでしょう。
しばらく進むと、突然後からもう1匹、茶と白の猫が追いかけて来ました。
2匹一緒だったのね!お顔がそっくりで一目で兄弟と判明。私たちの後を追って我が家迄ついて来てしまいました。この寒い真冬に捨てられて心細かったのでしょう、とても人なつこい仔達だったので人に飼われていた仔達だと思います。
この日から我が家の仔に加わりました。男の子2匹、先住の女の子達は受け入れてくれるでしょうか?

肝っ玉母さんの幸恵は誰が来ても威嚇する事無く受け入れてくれました。樹里は神経質な所があるのでちょっと心配しましたが、しばらくして受け入れてくれました。

チャトラは「ナナ」、茶と白は「チー」と名前が決定。名前の由来は相性で呼んでいた方の呼び方
(女性なんですけどね)をそのまま頂戴しました。

チーとナナ。兄弟です!実は、ナナがお兄ちゃんです。。

チーとナナ。兄弟です!実は、ナナがお兄ちゃんです。。

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