ニコラが10万分の1のリンパ腫なんて47ーホジキン様リンパ腫ーT-cell rich B-cell lymphoma<日本小動物医療センターがんセンター>③(810)

<放射線治療について>

帰ってから、お腹すいてるはずなのに食べず…ずっと寝てて、たまに目だけを開けます

 

コンシェルジュ:「放射線治療は出来ないのですか?」

担当の先生:『出来ないことはありませんが、効果が少ないと思います。抗癌剤治療をしてどうしても小さくならない時に、局所的にあてるときは良いと思います。広い範囲での照射は高価な費用に対して利がないので、どうしてもということであれば出来ないこともないですが、麻酔をするので麻酔のリスクがとても高いと思います。』

担当の先生:『……いま放射線の予約がいつ取れるか見てきましょうか?』

コンシェルジュ:「東大でも、麻酔のリスクが高いので放射線より抗がん剤の治療のほうが良いと言われました。ただ、地元の先生は放射線治療では麻酔をして1週間とか2週間毎日照射する治療もあると。(効果とリスクのバランスで)抗癌剤治療はなるべく最後にとっておきたい。放射線治療が出来るなら放射線治療をしたほうが良いと思うとのことでした。」

担当の先生:『放射線を毎日照射するという治療もしますが、その場合は細心のケアをします。副作用もありますし、食べられなくなるので胃ろうとか鼻ろうとかで栄養補給をしたりします。私達が最新の注意を払って(入院中)ケアをします。ニコラちゃんは放射線治療で副作用が出たのですよね?』

…放射線のたとえとしてのお話だったけれど地元の先生の話では「毎日照射するやり方もあるから」とは聞いていたけど、このように副作用が酷いということはたとえの中にはなかった…毎日放射線を当てる治療をするときは入院して胃ろうとか鼻ろうをやらねばならないということなんだね…ニコラにはこの治療法は論外だけど、リスクと効果のバランスの説明の中に「毎日照射する場合はこのようなリスクがあるけど」というお話があれば良いのにと思う…こういうことは調べても中々出てこない。教えてくれる先生も殆どいないように思う…

コンシェルジュ:「はい。放射線治療は副作用が殆どないということでしたが、ニコラは皮膚にぶつぶつが出来て赤くただれて、治療の後は2日位食べ物を吐いて、咳が出て、熱も出て苦しそうにしてました。3回照射後には白血球が半分に減ってしまいました。」

担当の先生:『もし残っている放射線の量を照射したとしても、今までに照射した量で効果が3ヶ月くらいですから、今回は1カ月位しか保たないと思います。』

コンシェルジュ:「照射の量からしても4分の1の期間しか保たないということですよね。」

担当の先生:『そうです。』

コンシェルジュ:「喉の下の腫瘤が大きくなって呼吸が苦しくなってしまったときにはやっても良いということですか?」

担当の先生:『そうですね。ただ、麻酔は喉に管を通してやるので、喉に腫瘤があるときは管を抜く時にが腫瘤に引っかかったりしてリスクがとても高いので抗癌剤治療のほうが良いと思います。』

 

…そうなんだ。麻酔は体に負担がかかってリスクが高いということは効いていたけど…喉に管を通すから喉に腫瘤があるニコラにはリスクが高くなるんだ…

 

ー次に続きますー

 

翌日になって、ホッとしたね…こういうときのお顔はシルヴィママとそっくりでどちらか見分けがつかなくなる…

 

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