ニコラが10万分の1のリンパ腫なんて46ーホジキン様リンパ腫ーT-cell rich B-cell lymphoma<日本小動物医療センターがんセンター>②(809)

がんセンターでの検査が終わるまで待つ間、

コンシェルジュは結果が出たら院長先生は出てこないと思う、とうちのおじさんに話しました。

きっと、結果が自分の思うようについてこなかったら、俗に言う「バックレる」ということです。

なぜっ?って、院長先生の思っている結果と違う結果が出てくるだろうと思ったから。それは、ニコラと一喜一憂しながら一緒に暮らしていたコンシェルジュが感じていることがいっぱいあって、医療については素人だけど、ニコラのことについては必死に学んだし、肌で感じるものもたくさんあったから。

 

自分が認めた人以外は信用できないという院長先生のお言葉、そのままお返しできます。院長先生のお言葉を信用するには説得できる材料が必要です…

 

うちのおじさんはというと…今の状況を知るためには検査が必要なのも解るけど…検査費を稼ぐために色々言ってるとしか思えない…と。💧

ハハハ…もうブラックジョーク通り越してる感満載となってます😂

 

5時近くになって担当の先生から呼ばれる。院長先生の同席はなし。ハハハ😨だよね〜

もうこの時点で解るよね…

 

担当の先生:『ニコラちゃんの状態ですが、検査をしても腫瘤以外は悪いところはありませんでした。』

コンシェルジュ:「白血球はどうですか?戻ってますか?」

担当の先生:『大丈夫です。強いて言えば脂肪が多いことくらいです。』

コンシェルジュ:「それはいまニコラは水分が多いものを好むので子猫用のミルクにAD缶を混ぜて1日1回あげているからだと思います。地元の先生がとにかく体重を増やしましょうということで、食べたいものを食べたいだけあげてくださいということなので。」

担当の先生:『体重はちょっと増えたのですね。ステロイドで食欲が増えたということですね。』

コンシェルジュ:「そうだと思います。」

担当の先生:『朝、院長から説明があったと思いますが、ニコラちゃんの腫瘤は全て取ることは出来ないと思いますが、手で触れる3つ共取ることは出来ると思います。』

コンシェルジュの心の声…(やっぱりね、すべて取ることは出来ないんだよね…麻布でも東大でも言われたことと同じです。外に見えて触れる所だけでなく触れない奥にもあるから取れませんと。取る利がない。…でも何で最初に細胞診{腫瘤に針を指して細胞をとって診断する}の話がないの?院長があれだけこだわってたのに…⁉最初にその話をしない理由があるはず!)

担当の先生:『積極的治療をやっても良いと思います。外科的対処で手術で取る場合はその後抗がん剤治療になります。』

コンシェルジュの心の声…(全部は取り切れないから抗がん剤で叩くということか…)

コンシェルジュ:「朝、院長先生に今までのことは全否定されました。そのときにホジキン様リンパ腫かT-cell rich B-cell lymphomaか判別しないと治療ができないと言われましたが、それはどうなってるのですか?」

担当の先生:『細胞診で、何人かの先生が見たのですが意見が別れています。』

コンシェルジュ:どのように分かれているのですか?

担当の先生:半々に分かれています。

コンシェルジュ:「では、どちらか判別できないってことですね❓」

担当の先生:『そうです。判断できないほど稀な所見だと言えます。』

コンシェルジュの心の声…(ほらね…いくら腕が違うって豪語したって人間には完璧はないのよね。今までと何も違わないじゃない…。ニコラの腫瘤はそれくらい稀だって話しても全く聞く耳持たずだったのに)

担当の先生:『以前の病理検査を取り寄せるとか、腫瘤を切除して病理検査をすればもう少し詳しく解ると思います。』

コンシェルジュの心の声…(じゃぁ取り寄せてください。院長は言ってましたよ。以前の病理検査のサンプルや資料を取り寄せることは出来るけど、信用できないから取り寄せることはしないって…だからここで検査すると…でもここでの細胞診の結果は今までと何も違わなかった)

コンシェルジュ:「病理検査のためだけに腫瘤を切除することは考えていません。」

うちのおじさん:「病理検査をして詳しく解ったからと言って、治療の方法が変わるとか広がるとかはないんですよね❓」

担当の先生:『そうですね。』

コンシェルジュの心の声…(この先生は正直だね…院長先生の方針を忖度して話してたってことか…)

コンシェルジュ:「もし、手術で腫瘤を取って抗癌剤治療をしたらどれくらい延命できるんですか?」

担当の先生:『はっきりは言えませんが、3〜6ヶ月だと思います。』

コンシェルジュの心の声…(院長先生の1年延命できるかもしれない…は、神の言葉⁉…ちがうか?検査をさせるための誘導だね)

コンシェルジュ:「手術で取って、抗癌剤治療をしないという選択肢はありますか❓」

担当の先生:『それはないと思います。もし取ったとしても抗癌剤治療をしなければ他のリンパに腫瘤が出来ると思います。』

コンシェルジュ:「では、手術をしないで抗がん剤治療だけだとどれくらい延命できるのですか❓」

担当の先生:『リンパ腫は血液で運ばれるので早い子は1週間とかであっという間に亡くなる仔もいます。リンパ腫と解ってから3〜6ヶ月と言われていますが、ニコラちゃんは6月からもう半年以上経ってますから、ゆっくり進行するものと考えられます。』

コンシェルジュ:「ホジキン様リンパ腫はゆっくり進行する腫瘤と院長先生も言っていましたが、ゆっくりというのがどのような状況のときに使われるのか良くわかりません。ゆっくりとはどういう状況を示すのですか❓」

担当の先生:『ホジキン様リンパ腫で腫瘤が出来て手術で取って1年位したらまた腫瘤が出来て、飼い主さんが解るようになって、また腫瘤が出来たので取ってくださいと来られる方がいます。』

コンシェルジュ:「その場合の腫瘤の大きさはどれくらいですか❓」

担当の先生:『2cm位です』

コンシェルジュ:「では、ニコラの腫瘤の大きさや大きくなる速さを考えるとゆっくり大きくなるとは言えないですよね❓」

コンシェルジュの心の声…(さっきの説明とは違ってますね⁉ニコラの腫瘤はゆっくり成長すると言ったばかりでは⁉…手術でとっても他にすぐできるなら苦しめるだけですよね。だから、麻布も東大も手術は出来ない、しないほうが良いと言ってましたよ)

担当の先生:『放射線治療が効いているのだと思います。放射線があたっていたところはあまり大きくなっていない。放射線があたっていなかったところは大きくなっている、と考えられます。』

コンシェルジュの心の声…(だから放射線治療をお願いしたいと最初にお話しましたよね…なのに積極的、攻撃的治療で外科手術を勧めるというのは筋が通らないのでは?)

コンシェルジュ:「ということはT-cell rich B-cell lymphomaに近いということですよね❓」

担当の先生:『そうですね。』

コンシェルジュ:「だとしたら手術で取ったとしてもまたすぐ腫瘤ができる可能性が高いですよね」

担当の先生:『そうだと思います。ニコラちゃんの肩の大きな腫瘤は出来てからあっという間に大きくなったのですよね。』

コンシェルジュ:「はい。出てきた時にはもう5cmほどあって、その時はまだ薄い感じだったのですが、ここの予約を待っている2週間位の間にラグビーボールのように膨らんで。最初の腫瘤も麻布の予約を待っている1ヶ月位の間にどんどん大きくなって…」

担当の先生:『ということは進行が早い腫瘤だと思います。ただ、ニコラちゃんの腫瘤は首の周りだけで、他には出来ていない。他には見られない非常に珍しいタイプだと思います。』

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…ま〜ったく、この物言いは信用出来ないよね、ほんの少しの質問であっという間に言うことがコロコロ変わる。あくまでも自分たちの考えてる方向へ誘導するための地ならしでこちらにはなんの納得も得られない会話としか思えない…

・・はたして、この遠回しで脈略のない会話を何故するのか?

・・厳しい現実もじんわりと見られるようにするほうが辛くなくて済む、「優しい告知とはこういうやり方です」というマニュアルに則っての会話なのだろうか?

・・質問には全て答えますよ、きちんと説明してますよ…だから「何を聞いても素人でどうせわからないのだから病院の方針に従って治療してください」というのを承諾させるためのテクニック会話なのだろうか?

ー次に続きますー

 

 

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