【ラガマフィン編】ココ2<日本のラガマフィン>(22)

SAMSUNG 以前にもお話ししましたがココは本物のマフィンでは有りません。日本だけで通用するマフィンです。どちらかというとペルシャ系で我が家で1番のロングヘアーです。そして毛質も毛玉が出来やすく難儀な仔です。触るだけで、噛む引っ掻く攻撃です。まじで闘わねば爪も切れず、毛玉も取れません。私の手は流血と歯形と引っ掻き傷で見るも無惨になります。

なので、触らずそっとしておいた数ヶ月で毛玉だらけになってしまいました。どうしよう?…覚悟を決めてシャンプーする事にしました。シャンプーしながら爪切りと毛玉取りをします。バスルームに入ると狭い閉ざされた空間になるので、ほんの少しだけ攻撃性が弱まる気がします(猫は狭い所の方が安心するようです)が、それでも完全防備で長袖のフリースにズボン、厚手のビニールの手袋の指先だけ切ってはめて、いざシャンプー!
手袋は噛み裂かれ、穴が開き、手や腕は傷だらけで、血が止まるまで押さえなければならないほどの深手になりました。
痛い!…本当に痛いんです、ため息しか出ません。
ほっといた自分が悪いと自分に言い聞かせココと戦い、全身毛玉だらけの体を皮膚を切らないように少しづつはさみを入れながら絡んだ毛玉を取り除き爪を切り、ドライ終了迄3時間かかりました。私はズタズタです。もちろんゴム手袋も1回でごみになります。ふぅ〜……

ある獣医さんのブログをたまたま読ませて頂く機会があり、こんなエピソードが載っていました。
1年に一回夏頃に毛玉だらけで固まってしまっているペルシャのネコを連れて来て毛を刈って下さいという方が居るそうで、ココと同じく触れない仔らしく飼い主さんが手出し出来ないそうです。獣医さんはネコに全身麻酔をしてバリカンで全身の毛を刈り、毛が無い状態にして飼い主さんにお返しするそうです。お返しする時に『ブラッシングを必ずして下さいね』とお願いすると飼い主さんは、『はい解りました』と仰って連れてお帰りになるそうですが、また1年経つと同じ状態で毛を刈って下さいと連れていらっしゃるそうです。獣医さんも全身麻酔で毛を刈ることはネコの体に負担がかかって良い事ではないとお伝えしているようですが、飼い主さんも私のようになるのが怖いのか手出しが出来ないようで繰り返しになっているみたいです。

毛玉だらけになって毛が絡んで引き吊れても痛いでしょうし、皮膚病にならないかの心配も有りますし、でも流血を覚悟のシャンプーも辛い!
別の獣医さんのブログによると攻撃性は持って生まれた性格による所がほとんどだということなので、受け止めるしか無いところが又辛い!
ココとの暮らしは今迄飼った猫さん達とは全く違う。時間が経てば慣れてくれるのかな?と思っていた期待も遠のきそうです。
さわらないでほっとくだけで良いならこんなにかわいい子は居ません。レインのように短毛種だったらどんなに良かったでしょう。長毛種故に難題が降り掛かっています。
それもペルシャのような絡まりやすく毛玉が出来やすい毛質が災いしています。

本物のマフィンはシルクの様な毛質なのと、ココ程毛が長くないのとアンダーコートがココと比べると絡みにくい毛質なので、手の掛け方が少なくて済みます。
これからもココがどんなに嫌がって流血の騒ぎになっても、麻酔で毛を刈る迄に行かないように闘い続けねばと思っています。でなければショートカットにするしか有りません。難儀なこっちゃ!でございます。
ココちゃんよ、もう少し穏やかなネコさんになってはくれんかねぇ…
とっても奇麗なロングヘアーなのにザンバラ髪にはしたくないのよねぇ…
とっても美人さんで頭だけは撫でさせてくれるのにね。

SAMSUNG

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