「ちょっと一休み」迷道中31・・ボストン滞在5日目/ボストンバレエ「くるみ2」・・(1167)

今日は夜にボストンバレエ2回目の「くるみ」縁者撮影

ボストン滞在も残りわずかとなりました

昨日まで使えてたスマホが突然使えなくなり、Googleナビもuberも動かず・・

気温がマイナス5度まで下がり、とっても寒いので午前中はホテルでまったり

お昼近くになると少し暖かくなるので、ボストンコモンへ

公園に入ってすぐにお出迎え

尻尾まんまる

人がたくさんいるのに怖がらず

人慣れしている

人が動物に優しいんだね

お顔までハッキリ

冬籠の前で今は蓄えどきなのかな

池には氷が張っていました

全面氷ではないけれど3分の2くらいは氷かな

スケートリンク開催中でした。「ある愛の歌」を思い出すねぇ。。

大きな鴨?がちょう?も群れでいて芝生をブチっブチってちぎって食べておりました

ホテルに戻り明日uberを使えないと困るので、ギガの設定を増やしたらスマホ復活!uberもGoogleナビも使えるようになって、やれやれ。

悲喜交々いろいろありましたがボストン最後の行事、2回目の「くるみ」演者撮影

今回はどうでしょう?

クララの王冠の展示

今回主役は交代して、雪のパドドゥを踊ったペアが金平糖のパドドゥ演者撮影

ボストンバレエは雪のパドドゥも重要な見せ場になっています。縁者撮影(このお二人が今日はパドドゥを踊ります)

何せくるみのポスターやプログラムの表紙がこの雪のお二人ですもの。金平糖ではなくて雪の方が前面に押し出されています。雪が前面に出ているプログラムを初めて見たように思います。

金平糖の衣装の展示(ストラップまで石がついていてキラキラ!写真だとキラキラ感が出なくて残念)今回は障害物がない席で見られたので前回よくわからなかったことも繋がりました。金平糖の衣装はボディとチュチュのぼんが全て縫い付けられているわけではなくボディが浮いているところもあり、男性は女性のウェストをベタベタ触ることもなく、ほぼ女性は一人で踊っている感じなので衣装の飾りがボディ全体にびっちり石が組み込まれていてもサポートに違和感は全くなし!雪の女王の衣装も同じくでした。

演者撮影

ちょっと気になった点は、雪の女王と金平糖だけタイツの後ろにラインが入っているものを使っていたのですが、そのラインが曲がってしまっていたので足のラインが綺麗に見えなくて残念でした。ライン入りのタイツは見せ方が難しい・・

昔、オーレリなどが、バスチーユ(バスチーユが出来てこちらにクラシックの作品が移されて間も無い時)での「ドン・キ」の舞台で履いていたオープントゥのタイツの時もタイツがずり上がるせいか踵の所が素足とタイツの切れ目がはっきり見えてしまってポワントとの境も目立ってしまっていたのでこれはあまり綺麗に見えないわねって思いました。この時も2回観に行って2回目は踵の所をポワントに縫い付けていたみたいでしたがやはり踊っている間に離れてしまったり、縫ったところから伝染してしまったりと、オープントゥのタイツがあまり良い印象ではなかったことが思い出されました。

これだったらギエムのように素足でポワントを履いた方が綺麗かも?と・・クラシックとなると本当に色々難しい。。この時の3幕のキトリの衣装もNYCBの金平糖と似た配色で淡いクリームにグリーンという、キトリの3幕の衣装としては画期的なものでした。

ミュージカルで多用されている後ろにライン入りの網タイツはあんなに激しい動きなのにどうしてラインがずれないのでしょう?

キレっキレのクマさんのVも堪能して

メインの踊りもしっかり見えて

NYCBが現代的な演出とするならばBBはヨーロッパの伝統にちょっとエスプリをきかせたような演出で衣装も装置もヨーロッパの伝統的な色合いで落ち着いた雰囲気を醸し出している中にもボストンバレエ独自の表現が際立っていました(コミカルな部分も沢山ありこちらもNYCBに引けを取らず楽しませるエンターテイメント性はさすがアメリカ!)伝統の中にもエッジが効いています。演者撮影

難しいテクニックも強い体幹でバランスの中に飲み込むような

・・印象的だったのはどちらのバレエ団のダンサーも女性が自立していてパートナーはそれをさらに引き立たせるようなアダージォだった。ふんだんに組み込まれている難しいテクニックも強いバランス感覚で消化しているので「どこが難しいの?」っていう見せ方で、音感もキレも良く足捌きも美しく上半身は美しくしなやかに表現を際立たせており、見せ場を決め切るスター性が溢れているように思いました。NYCBもBBも男性はサポートに徹しているようでアッピール性が少なくちょっと物足りない感じではありましたが…(アメリカなのに)。。そんな中、BBのトレパックのソリストの男性は主役を踊ってほしいと思うほどの素晴らしい踊りでした。客席が盛り上がって拍手喝采!(2回とも同じ方でした)

(ミーシャのABTのドン・キのように男性が見せ場をさらってしまうような舞台は過去のものになっていますねぇ。まぁ「くるみ」自体が男性の見せ場が少ない作品ですけれど。NYCBもBBも女性の踊りを際立たせる演出になっているのかもしれません…今回、ABTの「くるみ」は日程が合わず見られなくてとても残念でした、観てみたかったな)

アメリカのバレエ団の考え方として誰が踊っても見せ切れる(ミュージカルと同じように。ミュージカルは週1日の休みだけで昼夜公演がある日も週2〜3回はあるし、ロングランで1年中やっているのだから役を一人でこなせる舞台では無い。誰がやっても見せられるように作っている)から前もって主役の配役の発表をしないのかもしれません。BBは、それでも1週間前に配役の告知があるようです(縁者が教えてくれました)

BBの方はテクニックがふんだんに組み込まれたオーソドックスな大人が踊るバレエで、演者撮影

NYCBとBB両方見られて本当に良かった。特にBBは2回見られたからこそ、1回目の消化不良を解消することが出来ました。

BBの帰りは雨。寒い。−5°よりもっと冷えてるのでは?ホテルが近くて嬉しい!!

NYCBでは「くるみ」のDVDを購入できましたが、BBでは販売はされていませんでした。残念。

NYCBの「くるみ」DVDも雪が表紙。NYもBOSもクリスマスは雪が定番なのかな?

<おまけ>

ホールでのバレエ団の物販が昔に比べて物が極端に少ない感じがします。DVDもレッスンCDもほとんど販売なし。昔はバレエ団の歴代の代表作DVDやレッスンCDは当たり前にあったのに。。今はネットでYouTubeなどを通してみられるからなのか?それともネットでデータ販売になっているのか・・?

子供用のチュールを使ったスカートなどの販売があったりして…このようなものはメーシーズでも売られていたし、反対にメーシーズの方が種類やデザインが豊富に取り揃えてあったのに、なぜバレエ団の物販で販売するの?って感じで。。

テディーベア好きはNYもBOSもロンドンも同じようで、場所により少しずつデザインの違うぬいぐるみがありました。ミュージカルでもバレエでも物販でテディーベアは定番なのかな?

くるみ割り人形などの人形類は流石に日本と違って多くありました。BBのネズミの王様のお人形は思わず欲しくなってしまうほど目を惹かれるものでした。(我が家はファミリーが一番なのでお人形類等、飾り物は置かないようにしているので目で堪能)

<おまけのおまけ>AO 1回戦 錦織VSモンテーロ

錦織くん1回戦勝利おめでとう!

いやぁ、3セットストレート負けしてもおかしくない試合だった。本人も諦めかけてたって言ってたし・・松岡さんは崖っぷちを落ちたって言ってたし・・

途中、見ていられなくなったし・・

そこから這い上がって5セットマッチ戦えるだけの体が復活したのがすごい!グランドスラム勝利、ここまできた!

2回のマッチポイントしのいでからやっと錦織くんの時間になった・・ギリギリのところで踏ん張れる錦織くんを何回見て来ただろう!錦織劇場最高!!

 

 

 

コメント