ロイヤル・バレエ・スクールが教えてくれること
こんにちは。
野沢きよみバレエスタジオです。
以前、「芸術と出会う機会について考える」という記事を書きました。
その中で、子どもたちにとって芸術との出会いは決して特別な場所だけで起こるものではなく、身近な体験の中から始まることをお話ししました。
今回は、その続きを書いてみたいと思います。
きっかけは、ロイヤル・バレエ・スクールの100周年プロジェクトです。
ロイヤル・バレエ・スクールは街へ出た
2026年、創立100周年を迎えたロイヤル・バレエ・スクールは、記念事業としてロンドンのコベントガーデンでさまざまなイベントを開催しています。
上映会。
彫刻展示。
参加型イベント。
そして家族で楽しめる企画の数々。
興味深いのは、それらが劇場の中ではなく、街の広場で行われていることです。
バレエ学校の100周年と聞くと、豪華な記念公演を想像する人も多いかもしれません。
しかし彼らが大切にしたのは、
「もっと多くの人にバレエと出会ってもらうこと」
でした。
芸術との出会いは偶然から始まる
子どもの頃を思い出してみると、
人生を変えるような出会いは意外と偶然だったりします。
たまたま読んだ本。
偶然耳にした音楽。
友達に誘われて行った場所。
学校で見た作品。
そんな小さな出来事が、心に残り続けることがあります。
バレエも同じです。
最初から「将来バレリーナになりたい」と思って始める子はそれほど多くありません。
発表会を見た。
友達が習っていた。
体験レッスンに参加した。
踊っている姿に憧れた。
そんな小さな出会いから始まることがほとんどです。
だからこそ、
芸術との出会いの場を社会の中に増やしていくことは、とても大切なことなのだと思います。
地域のバレエ教室も芸術との出会いの場
ロイヤル・バレエ・スクールの取り組みを見ながら、私は地域のバレエ教室の役割について改めて考えました。
私たちはつい、
「レッスンを教える場所」
として教室を考えてしまいます。
もちろんそれも大切です。
正しい身体の使い方を学ぶこと。
踊る技術を身につけること。
作品を表現すること。
どれもバレエには欠かせません。
しかし、それだけではないと思うのです。
地域のバレエ教室は、
子どもたちが初めて芸術と出会う場所
でもあります。
音楽を感じること。
美しいものに心を動かされること。
物語を想像すること。
仲間と一つの舞台をつくること。
こうした経験は、テストの点数では測れません。
けれど、その子の人生を豊かにする大切な財産になります。
「習うこと」より先にあるもの
最近、私はよく思います。
私たちの仕事は、バレエを教えることだけではないのかもしれないと。
もっと大切なのは、
「芸術を好きになるきっかけをつくること」
ではないでしょうか。
ロイヤル・バレエ・スクールが街へ出たのも、きっと同じ理由です。
まず好きになってもらう。
まず興味を持ってもらう。
まず心を動かしてもらう。
その先に、学びがあります。
その先に、成長があります。
そしてその先に、一生続く芸術との関わりが生まれるのだと思います。
おわりに
子どもたちはどこで芸術に出会うのでしょうか。
劇場かもしれません。
学校かもしれません。
家庭かもしれません。
そして地域のバレエ教室も、その大切な出会いの場の一つです。
私たちはこれからも、技術を教えるだけではなく、
芸術の楽しさや美しさに出会える場所でありたいと思っています。
子どもたちが人生のどこかで、
「あの時バレエに出会えてよかった」
そう思ってくれたら、これほど嬉しいことはありません。
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体験レッスンのご案内
野沢きよみバレエスタジオでは、初めてのお子さまでも安心して参加できる体験レッスンを行っています。
バレエは特別な才能を持った人だけのものではありません。
音楽を感じること。
身体を動かすこと。
美しいものに触れること。
そのすべてが、子どもたちにとって大切な芸術との出会いになります。
ぜひ一度、スタジオの雰囲気を体験してみてください。
皆さまとの新しい出会いを楽しみにしております。
