
レッスンを見ていると、子どもたちの心の状態は、言葉よりも先に姿勢に表れることがあります。
自信がない日は、背中が少し丸くなり、目線は下がります。
反対に、何か一つできるようになった日には、胸が開き、自然と顔が上がっています。
姿勢と心は、思っている以上につながっているのです。
バレエでは「背筋を伸ばしましょう」と何度も声をかけます。
それは見た目を美しくするためだけではありません。
身体を正しく支えることで、
呼吸が深くなり、
視線が遠くを見られるようになり、
気持ちまで前向きに変わっていくからです。
もちろん、無理に胸を張ればいいというものではありません。
大切なのは、身体の軸がまっすぐに立ち、自分の身体を自分で支えられること。
その安定感が、少しずつ心の安定にもつながっていきます。
レッスンで最初は自信がなかった子も、
正しい姿勢を身につけるにつれて、
返事が大きくなり、
表情が明るくなり、
自分から挑戦する姿が増えていきます。
姿勢は、ただ身体の形ではありません。
その人の「生き方」や「心の持ち方」まで映し出すものなのかもしれません。
だから私たちは、技術だけではなく、
毎回のレッスンで「立ち方」を大切にしています。
きれいに立てるようになること。
それは、美しい踊りへの第一歩であると同時に、自分自身を信じる力を育てる第一歩でもあるのです。
今日のひとこと
姿勢は、心を映す鏡。
まっすぐ立てる日は、きっと心も前を向いています。
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