
NHK BSプレミアムシアターの10月15日の放送でNYBC(ニューヨーク・シティ・バレエ)のマドリード公演の作品を放送します。
本公演は2023年3月23・25日にマドリードのレアル劇場で踊られた演目です。
バランシン振付の有名な「セレナーデ」ほか、2作品の放送です。
ニューヨーク・シティ・バレエは2023年の秋のガラで創立75周年を記念し、共同創立者の振付師ジョージ・バランシンとジェローム・ロビンス、ファッション、そしてニューヨーク市を讃えるプログラムで創立75周年を記念し、バレエ団の歴史の中で重要な節目を祝います。
ガラのプログラムでは、ロビンズの『ガラスの破片』 とバランシンの『Who Cares?』からの抜粋が披露されます。
ニューヨーク・シティ・バレエ in マドリード
<演目>
「セレナーデ」
振付:ジョージ・バランシン
音楽:チャイコフスキー
「スクエア・ダンス」
振付:ジョージ・バランシン
音楽:ヴィヴァルディ
コレッリ
「ザ・タイムズ・アー・レイシング」
振付:ジャスティン・ペック
音楽:ダン・ディーコン
<出演>
ニューヨーク・シティ・バレエ団
管弦楽:レアル劇場管弦楽団
指揮:クロディルド・オーラント
アンドリュース・シル
収録:2023年3月23・25日 レアル劇場(マドリード)
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バレエ「セレナーデ」について
「セレナーデ」は非常に印象的な美しいバレエで、その特徴には次のような要素が含まれています。
バランシンの初期の代表作の一つでありアメリカでのバレエキャリアの基盤を築いた彼の重要な作品の一つです。
バランシンの振付の革新性と美しさを示す作品となっています。
抽象的な物語性
このバレエは特定の物語を持たない抽象的な作品で、感情や情熱を持った観客に落ち着きます。バレエダンサーの動きや愛情表現、感情や情景が表現されます。
また、抒情的でエレガントな踊りの中に、バレエの基本要素を取り入れました。バレリーナの美しいラインと流れるような物語性を持った作品です。
ネオクラシカルなスタイル
バランシンの振り付けはクラシックバレエの要素を保持しつつ、モダンな要素を取り入れたネオクラシカルなスタイルを特徴としています。この作品では、クラシックなバレエの要素と技術が現代的なダンスの要素と調和しています。
衣装と照明
衣装や照明も美しく精査されており、全体の雰囲気を一層楽しんでいます。 特にバレリーナたちの白いチュチュと照明の演出は非常に印象的です。
この他に、再放送のバレエ2作品が放送されます。
チューリヒ・バレエ「冬の旅」とハンブルク・バレエ「ゴースト・ライト」です。
ハンブルク・バレエの「ゴースト・ライト」には、菅井円加さんも出演しています。
チューリヒ・バレエ「冬の旅」【再放送】
振付:クリスティアン・シュプック
シューベルト 作曲/ハンス・ツェンダー 編曲
<出演>
チューリヒ・バレエ団
テノール:マウロ・ペーター
管弦楽:フィルハーモニア・チューリヒ
指揮:ベンジャミン・シュナイダー
収録:2021年2月12・13日 チューリヒ歌劇場(スイス)
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ハンブルク・バレエ「ゴースト・ライト」【再放送】
振付・舞台美術・照明・衣装:ジョン・ノイマイヤー
音楽:シューベルト
<出演>
シルヴィア・アッツォーニ
エレーヌ・ブシェ
アンナ・ラウデール
菅井円加
ヤコポ・ベルーシ
クリストファー・エヴァンズ
エドウィン・レヴァツォフ
アレクサンドル・リアブコ ほか
ハンブルク・バレエ団
ピアノ:ダヴィッド・フレイ
収録:2020年10月8~10日 バーデン・バーデン祝祭劇場(ドイツ)
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