
バレエのレッスンでは、毎回すぐに「できるようになる」わけではありません。
昨日までできなかったことが、今日もできない。
そんなことは、珍しいことではありません。
だけど、ときどき――
「昨日より、ほんの少しできた」
という瞬間があります。
足の位置が少しわかった。
音楽に合わせて動けた。
先生の言葉を思い出して、自分で直すことができた。
つま先を意識できた。
ほんの小さなことかもしれません。
でも、
その「少し」は、とても大切な一歩なのです。
できるようになるまでには、時間がかかる
バレエでは、頭で理解したことが、すぐに身体でできるとは限りません。
「こうするんだ」と分かっていても、身体が思うようについてこない。
何度も繰り返しているのに、なかなかできない。
子どもたちにとっては、そんな時間もたくさんあります。
でも、その時間は決して無駄ではありません。
見て、聞いて、考えて、動いてみる。
うまくいかなければ、またやってみる。
そうしているうちに、昨日はできなかったことが、今日はほんの少しできるようになる。
そして、その「少し」が積み重なって、いつか大きな変化になります。
「できた!」だけを見なくてもいい
子どもの成長を見ていると、つい「できたか、できなかったか」に目が向いてしまいます。
できたら嬉しい。
できなかったら、もう少し頑張ろう。
もちろん、それも大切です。
でも、バレエの成長は、それだけではありません。
昨日より少し姿勢がよくなった。
音楽をよく聴けるようになった。
先生の動きを見る目が変わった。
自分からもう一度やってみようと思えた。
そうした小さな変化も、すべて成長です。
だから、
私たちの教室では、レッスンの中で「できた」という結果だけではなく、そこへ向かっている姿も大切にしたいと思っています。
今日できた「少し」を大切に

バレエは、急に上手になるものではありません。
一日で大きく変わることも、そう多くはありません。
だから、
「昨日より少しできた」
という瞬間を大切にしたい。
その小さな変化に自分で気づくことができれば、子どもはまた次の一歩を踏み出せます。
昨日できなかったことが、今日は少しできた。
明日は、もう少しできるかもしれない。
そして、できない日があっても大丈夫。
また次のレッスンがあります。
少しずつ、できるようになる。
その歩みそのものが、バレエを習う時間なのだと・・・・・。

コメント