
子どもの「バランス感覚」を鍛えるにはどうしたらいい?
実はバレエは、遊びやスポーツとは違う視点で“体幹”と“感覚”を育てる、非常に効果的な方法。美しい姿勢と集中力を身につけながら、身体の軸を自然に学んでいく──
バレエ指導の現場から、専門的かつやさしくご紹介します。
子どもの「バランス感覚」とは?
バランス感覚は、運動能力の基礎。
体の軸を感じながら姿勢を保ち、ふらつかずに動く力は、転倒を防ぎ、他のスポーツや日常生活にも良い影響を与えます。
特に幼児〜小学校低学年は、神経系の発達が著しい時期。
この時期に「正しい姿勢で体を動かす」ことを体験すると、将来の運動能力や姿勢習慣に大きな差が出ます。

バレエが効果的な理由
バレエの基本姿勢は、「まっすぐ立つ」ことから始まります。
これは見た目以上に難しく、体幹(インナーマッスル)や足裏の感覚、左右のバランスなどを総合的に使います。
また、バレエでは鏡を見ながら動くことで、自分の姿勢や傾きを客観的に確認する習慣がつきます。
これが、自分の「軸」を意識する力=バランス感覚を自然と高めていくのです。
ふらつきやすい子ほど、コツコツが大切
入会当初は、バランスを取るのが難しいお子さんもたくさんいます。
しかし、レッスンを重ねるうちに、片足でのポーズや方向転換も安定してできるようになります。
特別な運動神経は必要ありません。
大切なのは、「正しく繰り返すこと」と「先生の声を聞いて動こうとする集中力」。
これらの積み重ねが、子どもたちの身体の感覚を育ててくれます。
遊びでは身につかない「感覚」を育てる
もちろん公園で走り回ることも大切ですが、バレエにはそれとは違う「繊細な感覚」があります。
例えば、軸足にどのくらい体重をかけるか、つま先をどの方向に向けるか、腕をどこまで上げるか──
微細な動きを丁寧に行うことで、脳と身体のつながりがどんどん深くなっていきます。
バレエで育つのは、姿勢と感覚と集中力
「転ばなくなった」「姿勢が良くなった」「気持ちが落ち着いてきた」
そんな声を、保護者の方からいただくことも多いです。
小さな頃からの積み重ねが、大きな成長につながります。
「今はふらふらしていても大丈夫」。
大切なのは、“伸びしろ”のある時期に、バレエを通じて良い習慣を育てることです。

バレエダンサーと器械体操の選手とを比較
🩰 バレエの継続的なトレーニングが身体能力に与える影響
研究機関:アメリカ・エモリー大学、ジョージア工科大学
10年以上トレーニングを続けているバレエダンサーを対象に、筋肉の動かし方や神経系への影響を調査。
✅ 幅の狭い平均台でも歩けるバランス感覚
バレエダンサーは、器械体操選手と同様、フロア・平均台を問わず安定した歩行が可能。
✅ 複数の筋肉を同時にコントロール
神経ネットワークの発達により、複数の筋肉を同時に調整。
バレエの継続で神経系が鍛えられ、身体能力が向上する。
🎓 野沢きよみバレエスタジオの特徴
- 緊張する生徒にはまず「対話」から
- 一人ひとりに深く向き合うレッスン
- メンタル面まで寄り添う丁寧な指導
- 「あきらめない心」を育てる教育
- 結果よりも“過程と成長”を大切に

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