チーが亡くなったとき、知人が「長毛種の仔猫が居ますがどうですか？」と声をかけて下さいました。私が長毛種に思いが有るという事をご存知で、幸恵とチーが続けて逝ってしまったのを気遣って下さったのでした。その時はまだナナもレインもいて気持ちがナナに向いていたのでお断りさせて頂きましたが、チーの後にたて続けにナナが逝ってしまったとき、レインだけになってしまい、どうしようもなく寂しくなりました。
いつの間にか、我が家のギャングが我が家の主に！
うちのおじさんが私が落ち込んでいるのを見て、「好きにしていいよ」と声をかけてくれました。
ただ、責任を持って最後迄面倒を見るためにはもう最後にした方がいいかもしれない、という条件付きでしたが。
一番最初にめぐり合ったジュリーへの思いが今も残っている私には、最後になるならジュリーに似た仔を探そう、でした。
ネットで探しましたが、里親募集の仔達の中には似た仔が居らず探し続けている時に見つけた仔が
「ココ」でした。
ある、ペットショップに写真と動画が乗っていました、レッドタビー＆ホワイト、ラガマフィン、女の子、３ヶ月。ジュリーに雰囲気が良く似ていました。ペットショップで買った事が無い私には勇気が必要でしたが、うちのおじさんを説得してペットショップに行きました。
『ジュリーJr』と名付けても良い容姿の仔でしたが、同じ名は付けられず『ココ』とうちのおじさんが名付けてくれました。
小さい頃のココは、本当に可愛かったねぇ〜
ココは容姿はとてもかわいい子ですが、今迄の仔と違い噛み癖が有りました。人にも攻撃的で本気で噛んだり引っ掻いたりします。抱かれるのも大嫌い、触られるのも大嫌い、爪も切らせてくれません。ロングヘアーなのにグルーミングも×、シャワーも×です。
何故だろう？‥と。
ココを通じて猫を一から学び始め、仔猫は母親や兄弟姉妹から早く離すと社会性が育たず攻撃的になるという事を知りました。我が家に来たのは３ヶ月でしたがペットショップにはもっとずっと早くに来てケージの中で育ったのかもしれません。いつもケージの中に閉じ込められ、人に見られ続け、触られる。
親子や兄弟で遊びながら狩猟の練習を始め噛んだり引っ掻いたりする加減を学ぶ環境を与えられる事無く、また社会性を身につける時期に人とのスキンシップをせず人の手で育てられると人の手が獲物になって噛んだり引っ掻いたりしてしまう。
それ以外にも、持って生まれた性格（代々の遺伝）もあることを知りました。
ココが来て１年半経ちますがやっと人が敵では無いかも知れないと思い始めているように見えます。もし何も知らずにココが初めてネコを飼うお家に行っていたら、捨てられてしまったかもしれないとさえ思います。他のネコと群れることを好まず、遊ぶのも自分だけが遊んで欲しくて他の子が来ると遊ぶのをやめてしまいます。うちのおじさんが大好きでうちのおじさんには甘えに来ます。この仔も我が家に来るべくして来た仔です。
コメント