2008.8.20
8月 20th, 2008 Filed under: essay by admin続々々ロンドンもろもろ記
ロンドンのオペラハウス、ミュージカルホール、美術館、博物館などではセキュリティーが厳しく、入口で必ずバッグの中身をチェックします。
ある日あるパブリックスペースでは、あまりの人の多さでチェックが進まず長蛇の列が出来ていました。そんな時チェック無しで通って良いと言われて通り過ぎようとした時に、呼び止める声が聞こえました。自分が呼び止められたのかと思い振り返ると、通り過ぎようとしたイスラム系の民族服の方々でした。イスラム系の方々だけチェックをされている光景を目の当たりにして、その事実が重く堪え難い痛みとなりました。
テレビドラマの世界では見た事のある光景でしたが、現実に直面するなど想像もできなかったので・・
呼び止めねばならなかった方も、呼び止められた方もどんな思いでそれを受け止めているのでしょう。これもまた日常の出来事と化してしまうのでしょうか。背筋が凍ってしまいそうです。
昨年のパリでも帰国の際、空港が閉鎖されていました。空港迄送って下さった方によるとパリの空港ではではよくある事だそうで(!!ですが)紙袋や荷物などが置きっぱなしにしてあるとアナウンスで呼び出しがあり30分経っても持ち主が現れないと不審物になり空港が閉鎖されるとの事でした。そのため空港入口付近では車の長い列が。
状況の把握と経験豊富な方がお世話をして下さったので、幸い支障無く入る事が出来ましたが。
あまり遭遇しないできごがパリでもありました。
ある日のオペラ・バスチーユでの出来事です。
幕間の時だったと思いますが、突然2階席から奇声が発せられ1階にいた私たちには何が起こったのか分かりませんでしたが、客席がざわめき落ち着きません。その奇声は何度かあり係の方達がばたばたとその声の方へ走っていきました。それから何がどうなったのかは皆目不明ですが(状況の説明が無かったので)、幕が上がるのがだいぶ遅れてしまい皆席に座ったままざわざわと待っておりました。
舞台の上で準備をしていたダンサー達も長い幕間に何を思っていたのでしょう。
その後舞台は何も無かったように公演は終わりました。
長い幕間は存在しなかったかのように!
ロンドンの街の道ばたで老若男女問わず浮浪者のような格好をして犬を共に座っている人をみかけます。その前には小銭を入れる器が。
ガイドの方によると、中にはお金持ちの方がわざとそのような格好をしてゲーム感覚で楽しんでいる場合があると?! これもブラックジョーク?なのでしょうか!
確かに以前に比べると少なくなったような気がしますが??
ロンドンのホテルで、日本の方と出会いました。その方は自分が中国人と間違えられるのでそんなに中国の方のような顔をしているかしら?と。ロンドンでもパリでも日本人は必ずと言って良いほど中国人と思われます。私も日本人か中国人かと聞かれました。東洋圏の区別が出来ないのでしょう。それと、圧倒的に中国の方が多いのだと思います、住んでいらしゃる方も旅行者の方も!西欧の方からすると東洋人は全て中国人と言う所から始まるのでは。
そして通りすがりに聞こえてくる言葉、ジャップ!もまたあり、デス。
聞こえない振りをして、っと。
日本からあまり現金の両替をせずに行きカードでと思っていましたら現金が足りなくなってしまい、コウ゛ェントガーデンの周辺で両替をしようと思ったとき、日本のガイドブックにはマークス&スペンサーの中の両替所がレイトが良いと書いてありましたが、ジュビリーマーケットの中にある両替所の方がレイトが良かったです。ちょっと大丈夫かなぁという雰囲気のところですが、気さくなおじさんで親切な方でした。
両替と言えば,あるデパートで見かけた光景ですが、旅慣れた家族なのでしょう、高額のトラベラーズチェックで小額の買い物をしておつりを現金で下さいと行っておりました。
デパート側はおつりの額があまりの高額のため対応に指示を仰ぎ、現金がレジで足りなくてあちこちから工面して渡しておりました。
確かに両替はトラベラーズチェックの方がレイトが良く現金での両替より賢い選択だと、その光景を見て気ずきましたが、まねができるかは?・・です。
コウ゛ェントガーデンのアップルマーケットの中の広場ではパフォーマンスが行われている時があります。私が行った時はオペラのアリアを歌っていました。前回行った時もヴァイオリンの演奏など様々な演奏や歌声が響いておりました。
立ち止まって聞いていると、タッパーを持った人が聞いている人の一人一人に声をかけています。タッパーの中には小銭が!。小銭を入れると入れた人の事は覚えていて、入れなかった人に声をかけながらその演奏が終わる迄その人は人々の間を回り続けます。小銭を集めている人のその記憶力は素晴らしく正確です!
演奏家の方もCDを出しているようでCDを購入している方もいました。
立ち止まって聞いている人は小銭を入れる人も入れない人もいますし、興味が無ければ立ち止まる事もありません。
また、広場ではストリートパフォーマンスがそこかしこで行われていて人々がその周りを囲み歓声や拍手で讃えています。気に入ったら小銭を!
地下鉄の通路もしかり!
プロではないかと思われるようなパフォーマーに何時どこで合えるかもしれませんよ!
ロンドンもパリもニューヨークも大人が楽しめる街。大人の文化が成熟している街のように思います。
ただ、街は日本が一番清潔で奇麗だと思いますし便利さにかけては右に出る物は無いでしょう。あらためて、日本の食文化や利便性などに日本人のきめ細やかさや行き届いたサービスを実感します。世界中の物があふれている日本、物の豊富さに慣れてしまっている自分がいるような気がします。
そろそろ長くなったもろもろ記もこの辺でおいとまするといたしましょう。
またの機会に・・
2008.8 暑い夏の年に